小説

□文化祭
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夏休みがあけて一週間

いつも通りの練習や娯楽の日々が再開した

そして今、桜ヶ丘高校は文化祭の日を迎えていた

「私が……ボーカル……」

「まだ言ってんのか……

放心状態の澪に律が呆れた声をあげた

場所は音楽室

ムギと唯は機材を運び、律と澪は音楽室で休憩していた

「もう観念しろ。唯の声があんなんじゃ無理だろ?」

「うぅ〜〜……

「こいつは……

すると、音楽室の扉が開き

「どう?緊張してる?」

紫苑が入ってきた

「私は平気だけどさ〜…澪が……

澪は緊張と羞恥心のあまり、紫苑が入ってきたことにも気が付いてないようだった

紫苑は、ふぅと息をついて澪に近付き

「………澪?」

肩にポンと手を置いた

「這狽ミやああぁっ

すると、体をびくつかせて驚き、ガタンと音をあげて椅子から立ち上がり奇声をあげた

「狽チ!?」

さすがの紫苑も驚き、手を澪から離した

「おい澪……紫苑さんだぞ……」

「狽モぇ……?」

澪が恐る恐る振り向くと、そこには苦笑いした紫苑が立っていた

「だ……大丈夫……?」

「狽っ……すっ、すみませんっ!//変な声出して……///」

澪は深々と頭を下げ謝罪した

「別に気にしてないからいいよ。それより、準備のほうはどう?」

「今は唯とムギが頑張ってます」

「それが終わったらいよいよ本番だな〜」

「緊張はすると思うけど、気兼ねする必要はないよ。僕も客席で見てるから」

そう言って紫苑は音楽室から出て行った

「…………」

「…………」

「………いいとこ見せろよ?」

「狽ホっ……ばか!!/////」







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