□積極的
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昨日某は「お団子でござるか?」



と、真面目に言ったつもりが政宗殿を怒らせてしまったらしく意識がなくなるまで抱かれ…抱かれ……








「はっ…破廉恥でござる…」




政宗と出会うまでは人を愛することや、もちろん体を重ね合うことがこんなにも自分を夢中にさせるとは思ってもいなかった。
自分はずっと戦場で生きていくのだと思っていた…








重い上半身をゆっくり起こすと小十郎が置いていった団子が目にはいる。



食べたいでござる…












そっと皿に手を伸ばし………











「おい」



ひゃあぁぁぁ!!




「ごめんなさいでござるっ!!そっ…某団子が食べたくなってしまって!!べっ…別に一人で全部食べようとなんて思ってないでござるよ!?」




あぁ、どうしよう…


ん?政宗殿は寝ぼけてるのでござるか?某の顔をずっと見ているような…

「政宗殿?」



振り向いたままの体勢から向き合うように体を反転しようとした。
そのとき、力強くて頼もしい政宗の腕が幸村の体を後ろから包み込んできた。






「幸村…」

「んっ…」



耳元で囁かれ微かに声が漏れてしまった。



政宗の手が首から胸へと辿り寝間着の中へと入ってくる。


「なっ…政宗殿…はっ」

「破廉恥ってか?」


幸村は恥ずかしそうに俯き、布の上から政宗の手を掴み、顔だけ振り向いた。


「今日はもうだめでござる…よ…」

今にも涙が溢れそうな潤んだ瞳で政宗を見つめる。


「幸村。それは逆効果だ。understand?」


政宗は幸村の顔を両手で包み込むと自分の顔を寄せ口づけをした。
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