□拍手文・佐助と幸村の幸せ家族計画
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「だから…もう終わりに…」


「なんでだよっ!!俺は終わりなんか嫌だよ…」





「お前がいつも…」






俺が悪いんだ…



俺が…







「俺ばかり積極的で……もう嫌なんだ…」





今から頑張ってももう無理なのだろうか…




出会いがあれば別れもある。



人間とはなんて不利な生き物なのだろう…


















―――――完―――――












「…」


「…」







居心地悪い雰囲気。







「なっ…なんか変な番組だったねー」


「あぁ。」


「終わりもいまいちだしねー」


「あぁ。」


「こんな内容じゃ来週から打ち切り決定だねっ!!」

「……あぁ。」









完璧に感情移入しちゃってるな…






「ドラマなんかに洗脳されちゃって…」


「うぅ…」


「旦那はお馬鹿さんなんだから。」





強がりなのに本当は弱くて繊細で可愛くてもう言葉じゃ言い表せないこの人はーーー!!


















俺様の恋人ですっ(断言)




今は二人でテレビ見てたんだけど…



まぁその内容に不安を覚えたらしい。




この人だらだらと引きずるんですよ。




















「あの…さ…」


「……」





どうしよう…




どうしようどうしようどうしようっ!!







ねねねね寝たいのに旦那が抱きついてて眠れないよっ!!



もう夜中だよ…




あぁ…


また下半身きたわ。







いじりたいな…


少しならいいかな…







「幸村…キスしよ……」




なんかもー、いてもたってもいられなくて顔近づけちゃったよ!!



















「や…やめろ。」





えっ…Σ(゚д゚;)



なんで…?





これ結構ダメージ大きいよ?




拒否られたのって初めて…


あぁ…




ああぁぁぁ…







でも驚くのはまだ早い。























「俺から…する…」




えぇっ!?


ちょっ!!








「幸むっ……ん…」









嘘だぁぁあああー!!


明日はきっと雷が家に落ちるっ!!


そして二人で死ぬんだっ!!









「んん…っ……」



目を開ければ旦那が頑張ってるわけで…



あぁ…やっば……








落ち着け俺。


頑張れ俺。





「佐助…」


「えっ?あ、はいっ!!」


ぼぉ〜っとするよ…





「あの…」


「あの?」


「だから…」


「だから?」









じれったい…














「…いいぞ。」



何が?






首を傾げる動作をすると旦那が顔を真っ赤にして言った。















「待たせて悪かった…某、もう平気…だから……」




甘い声を漏らしながら…




「え…待って。旦那、落ちつい……………」











パサッ














自ら服脱いだぁぁぁああああああ――――――――――――!!!!







ぎゃぁぁあああ!!









ななななな何これっ!?





どっきりっ!?


いたずらっ!?









だってだって旦那が服っつーか、ああぁぁぁああああーーー○▽★&#%£※〓ーーー!!


















「佐助…鼻血……」




「〓※£%★……へっ?」
















下半身は準備万全だった。


なのになんだよ俺っ!!



ふざけんな俺っ!!




死んでしまえ俺っ!!








「ハクシュンッ……」



「風邪引くからパジャマ着ようね。」






鼻に丸めたティッシュを差し込んで旦那のパジャマのボタンを閉めていく。





なんてかっこ悪い姿…






あり得ないよ俺…




「佐…す……け…」


「はいはい、布団に入ろうね。」








さっきまでしようとしてたくせにすぐに寝ようと思える度胸に乾杯……














…眠れない………



番組一つで自分からキスしてくれるんだ…




影響されすぎだろ。














一人の夜は更けていく。







「でも今のってOKサインだよね!?ってことはさ…」







次回ついに叶うのかっ!!!!




長編love storyに続きます。
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