□拍手文・佐助と幸村の幸せ家族計画
1ページ/2ページ
俺たちは恋人初心者です。
やっと届いた俺の想い…
ずっと一緒にいたけどこうゆう関係は初めてで…
だからその…
まだ…なんですよ。
以前やりましたけどそれは無理矢理で…
あいつのものだったから…
今はちゃんと恋人同士…
なんだけど……
「旦那ぁっ!!」
「なななななんだっ!?Σ」
ぎゅうぎゅうぎゅぅ〜
「さ…佐助?」
いつも気が済むまで抱きしめて気持ちを落ち着かせる。
ちょっと不安…
ううん。
実はすごく不安…
「佐助…?」
ぐりぐりと押しつけていた頭の動きを止め、顔をあげた。
「「あ…」」
顔が…近い……
これはやっぱり…
あれしかないよねぇ?
「ぷっ…情けない顔だな。」
ムード台無し。
あぁ〜…
俺たちは空回り。
「ご飯作ろっと…」
「今日の夕飯は何だ!?♪」
だめだ…可愛い……
動物だ…
だからついつい甘くしてしまう。
「お肉焼こうか?」
「焼くっ!!」
生姜焼きとかもいいけど…
面倒くさいから焼き肉にしちゃおうかな…
「…」
「…」
「…」
「えっと…何かな?」
じっと見られてると料理しにくいよ…
「学んでいるのだ。」
「はぃ?」
大検の勉強しすぎて狂った?
「料理…作れるように…」
「あぁ…料理……料理っ!?」
旦那が料理っ!?
なんでっ!?
普通に考えてあり得ないっしょっ!!
だって…料理っ!?
クッキングッ!?!?
サクッ
「ぎゃぁぁああああ〜〜〜!!」
奥までいったぁーーー!!
「佐助っ!!」
「これって地味に痛くて治りが遅いんだよねぇ…紙で指切った時みた…い……な…」
チュッ…
えぇ?
なななな何っ!?
チュー…
ペロペロ…
「あ……(凝固)」
ペロッ
チューチュー…
俺様の指…
舐めてる…
だめだ…
だめだだめだ…
やっちゃだめだやっちゃだめだやっちゃだめだ…(エヴ○ンゲリオン風)
「…止まったか?」
「えっ!?あっ…はいっ!!」
下半身が…
なんかもう限界…
「…不安になる。」
「へっ?」
控えめに服の裾を掴む姿が可愛かった。
「もう佐助の血は一滴も見たくない…」
あぁ〜…
泣いちゃった…
「佐…助ぇ……」
もぉ…
本当に可愛いんだから。
「大丈夫だから。ほら、止まったでしょ?」
「よかっ…た……」
色々あったからこそこの人はこんなに臆病になってしまった。
でもそんなあなたを可愛いと思ってしまう俺はおかしいですか?
「生きてるでしょ?心臓の音聞こえる?」
どうにかして安心させたかった。
グゥ〜…
「すまぬ…腹の虫が鳴いたでござる……」
あああぁぁぁーーー!!
馬鹿っ!!
空気読めっ!!
でも可愛いっ!!
「じゃあ準備の続きしようか!!」
「おうっ!!」
いつまでもこのご主人様に俺は振り回されるのだろう。
逆らうことのできない俺様の恋人。