連載小説2
□フレンドシップ
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「アハハハ!!キモいー」
「つーかさ、コイツ臭うよねぇ〜」
「気持ち悪る」
トイレの中に三人の人影、そして、その人影の中にいる俺[須藤日和]は居た
「そうだ、俺達優しいから掃除してやろうよ」
俺はそう言うとトイレの清掃箱からモップ取り出した
「最初は顔からキレイキレイにしてあげまちゅよー」
便器の中にモップをツッコんで掻き回した
モップには濡れたトイレットペーパーや誰かの排泄物がこびり付いていた
「や、ヤメテよ!!ヒヨちゃん・・・な、なんで」
俺達がイジメているこの男[島岡弥生]は泣きながら俺達に悲願してきただが・・・オレはそんなことしても止める気がない
「誰が止めるかよバーカ!」
オレは容赦なく弥生の顔にモップを押し当てた
「ギャハハ!アハハ!ウケルんですけど、超似合ってるし」
「お水を上げましょうね」
バッシャーン
水で濡らしてモップで顔をグイグイと擦った
俺達はそれを昼休みの45分間を費やした
「日和、そろそろ休み終わるよ」
オレとイジメ仲間の[五十嵐巧]が弥生の腕を踏み付けながら言った
「オレはもう少しプレイしとくよ」