蒼き瞳


□出会い
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「ふぅ〜」
ある程度の雑務も終わり少女は首を降って伸びをした。
鮮やかな水色の髪がゆれてサラサラとこぼれそうだ。
少女はの目は透き通るような青い海の色…
「アクア調子はどう?」
切りっとした声その声に少女…アクアはハッとなり振り返った。
「ティアさん…じゃなくて艦長!」
とっさに言い換えたアクアにティアナは笑った。
「今はいつも通りでいいわよ?休憩時間でしょ?」
アクアはそれでもばつが悪そうだったがうなずいた。
「あれ?アクア〜ま〜た休憩時間まで仕事して…」
アクアはとっさに整理したデータを閉じた。
いけないことをしていたわけではないが、そう言われると悪い気がして閉じたのだろう。
「す…すみません…」
「別に謝らなくてもいいわよ。あなたのそういう真面目なところはいいことだし!…はぁ…あの二人に爪の垢煎じて飲ませたいわね…」
ティアナはため息混じりに呟いた。
あの二人…ティアナの言うあの二人とは、アクアの両親であるスバルとジンのことだろう。
アクアもそれには苦笑した。
だが決して二人は仕事に不真面目なわけではない。
よく言えば二人ともオンとオフがはっきりしているのだ。
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