眼鏡なSカレ*

□お隣さんは彼氏
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「陽菜…遅刻するぞ」


朝一緒に行っている私達は、先に準備ができた方の家に行く決まり…

なんだけど、いつも私が待たせているばかり。

目の前には腕を組んで壁に寄りかかっている真くん…


「ほれへほいほいへ…「何言ってるかさっぱりなんだが…」

「…ごくっ…た、食べ終わったから行こ!!」

「はいはい…寝坊姫には呆れちゃうよ」


それから私は真の自転車の荷台に乗せてもらい、学校へ向かった。


「…昨日一緒に昼寝したとき、陽菜さぁ…どんな夢見てたの?」

「真が女装してるゆ…「自転車から落とそうか」

「う、嘘だしっ!…またあの日の夢だったよ」


そう…

私にとって一生忘れることのない"あの日"。

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