たんぺん
□拍手文そのさん
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「みぃなみ〜」
「ふぎゃっ」
障害がなにもないはずの学校の廊下で派手に転ぶ
ちなみにスカートは半分めくれている
部活に向かうべく岸本と廊下を歩いていた南が近付き、まだ転んだ状態で固まっている所を脇の下に手を入れひょぃと持ち上げ立たせた
「へへっありがとうね」
とへらっと笑う
「なんでこんな所でこけるんかわからへんわ」
岸本も近付きそう言う
「おのれはだぁっとけ!そんな事より南〜部活頑張ってな!うち応援してるしな!」
岸本には睨みつけ、南にはやはりへらっとした笑顔でそう言う
「おおきに」
南は頭をポンポンと叩きそう答える
「えへへ〜南に頭触ってもろた〜」
とその場でピョンピョンとびはね喜ぶ
「お前南と俺との態度が違い過ぎへんか」
と言う岸本のセリフに
「当たり前やんか!あんたとちごうて南はクールでめっちゃかっこいいねんで!比べるのもおこがましいわ!身の程を知れ!」
と岸本を指差し力説する
「いくで」
南の言葉に岸本も文句をいいながらも歩きだす
そして南は少し歩いた後立ち止まって振り返り
「応援してくれんのやろ?一緒にいかへんのんか?」
南のその言葉に
「うんっ行く〜」
とパタパタと走りだした
「またこけるから走らんとき」
「大丈夫やから!ふぎゃっ」
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