シルシ
□シルシ 14
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そしてふと時計を見て、いつも公園を出る時間より少し過ぎている事に慌てた凛はボール片手にゴミ箱にペットボトルを捨てに行っている流川に
「おい!いつもより時間がたってるし!ヤバい帰るぞ!」
そう言って荷物をまとめている
凛の言葉に流川は慌てる事なく自転車を置いている場所に向かいボールをカゴに入れサドルに腰を落ち着けた頃位に凛が流川の自転車の荷台に飛び乗り
「急げ!遅刻する!」
そう言って流川の背中をベシベシ叩いてせかす
凛が片手だけでも荷台を持っているのを首だけ後ろに向け確認すると
「とばすぞ」
そう言って自転車を出発させた