シルシ
□シルシ 14
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「アンタの事だからやっぱ朝食ってねーだろ。アンタがどんだけ食うのかわかんねーから適当に作ってきた後、好み知んねーから具は入れてねーし」
そう言うと凛は再びお茶を飲む
凛の言葉を聞きながらおにぎりをじっと見ていた流川に凛は
「あっもしかして食ってきてた?」
と言ってお茶を飲む手を止め流川を見た
流川はなおも無言でおにぎりをひとつ取り食べ始めた
黙々とおにぎりを食べている流川と地面に置いていたボールを太股に置きその上に両肘をつき顔を支え座っている凛
心地好い沈黙が続く…