シルシ

□シルシ 9
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「でっ、そーゆアンタは?もう入部届け出したのかよ?」と聞くと

「当然」

流川のその台詞と目を見て
(やっぱコイツバスケが好きなんだな…普段寝てばっかだけど)と凛は思った

「バスケ部かぁ…あの花道も入るみてーだしな」

机に頬杖をつき凛が言うと
「…花道?誰ソレ?」

若干不機嫌な顔で流川が聞く

「あー中学ん時のダチ。ほらこの前屋上にいたっしょ?あの5人共アタシのダチなんだー。そんで花道はアンタと喧嘩したやつで、この前ゴリラ…いやキャプテンと勝負して勝ったヤツ!」

と嬉しそうに答えた

流川はその勝負を思い出し
(あのどあほうか…確か桜木って奴か…)

「ふぅーん」
と答えるに止まった

キーンコーンカーンコーン授業が始まる合図とともに流川は寝る体勢に入った
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