シルシ

□シルシ 3
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そんな彼の元へ一人の女生徒が近付いてきた
彼女は昨日結成された通称‘流川親衛隊’の主要メンバーだったりする

「流川君おはよう」

計算された仕草と笑顔で彼女は流川に挨拶する

「…アンタ誰?」

流川のその台詞で教室の温度は一気に下がった

「えーっと…同じクラスの前の席なんだけど…」

少しひきつりつつも笑顔で言うも

「知らん」

彼女を見る事なくそう流川は言う
彼女はその場にいる事に耐えきれなくなり教室を飛び出していった
取り巻きらしい数人の女生徒が後を追う

その様子を席に座った凛が(なんかしんねーけどすげー)と思い見ていると、同じく席についた流川が

「おい。あれからなんで公園にこねー」

と凛に話かけてきた
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