シルシ

□シルシ 3
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翌日凛は教室の自分の席につくなり数人の女子に囲まれた

「田中さん!あなた流川君に馴れ馴れしすぎるのよ!」
「だいたいあなたみたいな不良、流川君が相手にすると思ってんの?」
「なんか桜木軍団って人達と仲がいいんでしょ?」
「超怖いー」
そんな言葉に初めは黙って聞いていた凛だったが、あまり気の長い方ではない為、沸々とわいてくる怒りを爆発させた

「あのねーアタシが誰と喋ろうが、仲がよかろうとアンタ達に迷惑かけた?第一アタシの自由を奪う権利アンタ達にはない!」
凛は立ち上がりそう怒鳴るが、彼女達も
「流川君は皆のものなのよ!」
「そーよ!そーよ!」
かなりヒートアップしている

すると教室が急に静かになった
まだ言い足りなかった凛だったが、ドアの方を見ると、噂の流川楓の姿があった
若干目が開いてない様だ
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