ガチムチ保護者と破壊神
□[第二日目] カヲル先生の悲劇 [逃避]
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「ちゃんと行儀良くしてろよ、カカ」
「先輩方に迷惑掛けるんじゃないぞ?」
「大丈夫だって!!」
「「(請け負ったはいいが、不安しか感じない…)」」
無事にカカロットの安息の地も決まり、バーダックとラディッツは胸を撫で下ろす。
ピッコロもベジータの隣に移動すると、同じように煙草に火を点けた。
そんな二人からは、溜め息と共に紫煙が吐き出される。
「序(つい)でだ、飯でも食ってくか?まぁ、作るのはピッコロだが」
「いや、俺達が此処に長居しちゃマズイ。何処で見られてっか分からねぇからな」
「バタバタですんません。カカの荷物とかは、今日中に届けさせますから」
「あぁ、分かった。帰り道気を付けろよ」
「たまには電話とかしてくれよな!」
カカロットの頭を撫でて、バーダックとラディッツはマンションを後にした。
その二人を見送ると、ベジータとピッコロは煙草を灰皿へ押し消す。
「ピッコロ、急いで飯だ。もう七時になる」
「オムライスがいいー!!」
「あぁ?#オムライスだぁ?##…おいカカロット、俺様はこれからお仕事なんだ##そんなガキの食い物なんかで、力仕事なんぞ出来るわけないだろ##」
「オムライスったらオムライス!!#」
「ダ メ で す!!#」