Dream ]U

□白昼の秘め事
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とんでもない事になってしもうた。
そう思うとっても、頭下げられたらワシかて敵んわ。
ちょっとした息抜きや思て、そない気張らんとこうと密かに溜め息を溢した。


「ほな、ちゃんと渡したったからな」


「あぁ。…そや、大吾に言うといてくれ」


「何や?」


「お前そろそろ防弾チョッキぐらい着とけてな」


「ヒッヒッ、それ聞いたら六代目嬉しゅうて泣いてまうわ」






******






「やっぱし沖縄は暑いな」


あれから一週間。
どうにもこうにもソワソワしながら沖縄に着いた。
琉球街の街並みを歩きながら、あさがおまでの地図を眺める。


「何やこの地図。さっぱり分からんわ。これあいつの手描きとちゃうか」


「悪かったな、分かりずらい地図で」


ぶつぶつと独り言のように文句を並べとると、前方からむっとしたような声が聞こえてきおった。
まさかと思て地図から顔を上げると、腕を組んで眉間に皺を寄せてる男。



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