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□きみのうた
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きみのうたがすき





透き通るような声が



メロディーが





わしの心を震わせる









「すき」


なんていえない



嫌われたくない




でも触りたい


キスしてみたい





なんて思うのは



わしの勝手?






だれにも渡しとぉない




いっそ殺したいくらいに



好きなんです

















「わし、あきっとの事がすきなんじゃ」





思い切って言ってみたら


君は驚いた顔でこう答える

















「気持ちわるぅ・・・」











ねぇ?冗談でしょう?



気持ちわるいだなんて・・


ねぇ?










じゃぁ殺してあげる


わしの思いが通じないのなら





きみが存在する理由も意味も

ないでしょう?




きみは、わしのもの




いらなくなったおもちゃは




処分されちゃうんだよ









気が付けば昭仁の鮮血が


床一面に












「痛いっ・・助けて・・
   
     いゃじゃぁ、、死にとぉなぃッ」











きみはわしのものだよ




だから








わしも死んであげる、ね?



これで、おあいこ
























ザワザワ・・・








「ちょっと、ちょっと!あの家どうしたの?
さっきから警察やら野次馬が集まってるけど・・」






「あ〜、あの家ね。なんでも殺人らしいわよ。
 殺して、自分も自殺だって。

有名なアーティストらしくって、
仲間割れかしらね・・。あの家の岡野さん、

昨日は幸せそうだったのにね



「好きな人から告白されました〜」って。


    ・・可哀想に」










end
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