novel *リクエスト*

□桜色に染まるまで 後編
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部屋へ帰り、私はそのままベットに身を沈めた。

どうして…どうしてわかったんだ??

「カガリ様…」

突然、ノックの音が響き、その声からダコスタだとわかり、私が扉を開けると、

「いいお知らせですよ…って泣いていらしたのですか??」

私が頬に手を当てると、いつの間にか涙が伝っていた事に気づいた。

「ぁ…や、これは…」

「アスラン様…ですね??」

「なんで知って!!」

「ご存知ないと思いますが、私は貴女がお生まれになった頃から陰のボディーガードとしてお守りしてきたのですよ。」

「ぇ??」

「当然、貴女がある授業を嫌って、毎日のように抜け出していたのも知っています。そこでアスラン様とお知り合いになり、幸福な時間を過ごされたことも…」

「ダコスタ…」

「カガリ様、お母様のラクス様が勝訴されました。」

「ぇ…じゃあ、お父様は…」

「はい。レイ様は無実です。もう、家に戻れるのですよ。」

「よかった…。ぁ…」

「アスラン様にお話しても大丈夫です。私は彼を見つけて、貴女とアスラン様を見てきましたが、彼は誠実な方。必ずや理解してくれます。」

「ああ!!」

ダコスタは優しく私の涙を拭って、背中を押してくれた。

「いってらっしゃい。」

「ダコスタ!!…ありがとうっ!!」

私はダコスタに抱きつくとお礼を言ってアスランの元へ向かった。

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