novel *リクエスト*
□桜色に染まるまで 中編
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「はぁ?!それで、偽名を使っちゃったの??」
「あんまり大声出すなよな…。」
「どうせ何かの間違いだろうから、面倒で言わなかったんだ。」
「あんなに可愛い子に…」
翌日、ステラは俺達のクラスに編入してきた。
どうやら一時的らしいので、数ヶ月で去るとは聞いたが…。
今日は顔見せだけで、授業に参加するのは明日かららしい。
クラス内では男子学生が突然編入してきた女の子に驚き騒いでいた。
無理もない。
ここは男子学校。
よほどの理由がなければ女子は入学できない。
つまりはよほどの理由がある女の子なワケだ。
だが、年頃の男達にはそんなのは関係ない。
俺の横に座っているアウルなんかは口笛を吹いて彼女を歓迎していた。
ある意味、無謀というかなんというか…。
カガリとは別人だとわかってはいても、似ているせいか、なんだか心配だ。
俺は偽名を使ってしまった為、キラに相談するとキラは呆れたような驚いたような表情だった。
「…やっぱり名乗ったら怒られるよな；」
「当たり前でしょ；でも…」
「でも??」
「このままアレックスになったら??」
「は??」
「皆で協力するよ??ライバルは減らしたいしね☆」
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