novel *季節*

□アスランのクリスマス
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カガリが走りよってきた。

キラ 「カガリ!!安心して!!兄である僕が」

カガリ 「弟だ!!それにお前勘違いしてるぞ…アスランは私に渡したいモノがあるから家に来てくれって…」

キラ 「渡したい…」

ラクス 「モノ…」

僕達は顔を合わせ真っ青になった。

キラ・ラクス 「カガリ(さん)!!!」

カガリ 「は??」

キラ 「だめだよ!!早まっちゃいけない!!」

ラクス 「そうですわ!!うまいこと言ってあの狼はカガリさんを食してしまうおつもりなのですわ!!」

カガリ 「あ…あのなぁ…アスランは私にプレゼントがあるって言ってたしそれにその心配は無用だ!!」

キラ 「なんでさ!?」

カガリ 「今日は食す日じゃないからな。」

ラクス 「え??では…」
カガリ 「だから大丈夫だ!!」

カガリの言葉を聞いて僕は親友・アスランのあまりの手の早さに怒りを通りこして震えてしまった。

キラ 「…ラ…ラクス…僕ちょっと職員室に呼ばれてるから先に2人でアスランのとこに行っててくれない??後で僕も行くからって伝えといて…くれるかなぁ」

冷静に言葉を紡ぎつつも怒りは収まらない。
アスラン…僕の可愛い可愛いカガリになんてことをっ!!

まだ嫁入り前なんだよっ!!
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