ジョジョ
□mia caro bambina
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「いや、キャンディより甘い。」
『あっ、‥じゃあ、プロシュートは?甘いかしら…?』
すっかりお嬢の首筋や項にはプロシュートの所有印がつけられていた。
耳元で甘美な声を燃える吐息と一緒に吹き込んでくる彼に、彼女も負けじと振り向いて頬にキスをする。
『こんなに甘い言葉をくれるんだもの‥甘いはずだわ』
「さぁな、試してみるか?」
もう何度合わせたかも分からない唇を、プロシュートはまるで初めて食べるお菓子のように差し出した。
お嬢はまたクスクスと笑うと、プロシュートの首に腕を回してキス‥ではなく、彼の下唇をぺろりと舐めた。
「‥どうだ?」
『‥‥‥ニガイ』
プロシュートが吸っている煙草の香り。
お嬢はべっと舌を出して不満げに言った。
可愛らしい反応の彼女にプロシュートはまた笑う。
「くくっ‥嫌いか?苦いの。」
『ふふふっ、うぅん‥好き‥』
プロシュートだからよ…と続けた彼女は唇にキスをした。
そのまま、先ほどプロシュートがお嬢にやったように顔から首へと唇を滑らせる。
「くすぐってぇ‥」
『ん‥さっきプロシュートもわたしにしたんだから‥』
プロシュートの鎖骨辺りを甘噛みしていたお嬢が仕返し、というように言葉を放つ。
プロシュートはまるで悪戯する子供のようなお嬢の頭を撫でて宥めると、彼女の顎を指先で挙げさせ唇を合わせた。
『んぅ‥ぁむ‥』
「んっ‥」
『ん‥はっ‥ぅ‥』
「上手だ‥」
ゆっくりと離れた唇。
プロシュートのキスに必死に応えたお嬢を褒めると、また彼の指先と唇は彼女の肌を滑っていく。
『や、ぁん‥』
「上手に出来たご褒美だ。」
『あっ‥プロシュート‥』
プロシュートの手はお嬢のベビードールの裾を捲り上げる。
背中や脇腹を優しく撫でるように往復し、時折滑らかな脚へも滑らせた。
『ぁん‥やっ、ぅぅ‥』
「エロい声‥それだけでイきそうだ‥」
『やだ‥プロシュート‥恥ずかしい…』
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