ジョジョ

□任務と聖夜と
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プロシュートとお嬢は並んで、部屋にあった豪勢な全身鏡の前に立つ。
プロシュートはお嬢の腰に手を回して抱き寄せると、彼女のこめかみにキスをした。


「デートくらい連れてってやりたかったぜ。たまにはこんな俺らでも、教会行ってよぉ、ミサにでも参加して…」

『珍しい。プロシュートがイエス様に会いに行くなんて。ふふっ。』

「クリスマスくらいはな。」

『でもそれって素敵ね。私たちの罪が、ちょっと軽くなる気分。あなたと一緒に教会へ…いつか行きたいわ。』


上目遣いにプロシュートを見上げたお嬢。
プロシュートもお嬢を見つめて甘く微笑むとどちらからともなくキスをした。


「…取り込み中に悪いが、早くここから出るぞ。」

『…あら、イルーゾォ。』


いつの間にか全身鏡の前に凭れていたイルーゾォが呆れた様子で口を挟んだ。


『恥ずかしい…』

「ん?今更だろ?」

「あぁ、今更だ。お前らの仲の良さはな。しかし死体の転がった部屋でよくいちゃつけるな…お前ら。」


ブツブツ文句を言いながら、イルーゾォは鏡の中へと入っていく。
プロシュートとお嬢はそんなのお構いなしに、もう一度キスをしてからイルーゾォに続いて鏡へ入って行った。


W皆、本当にご苦労。アジトへ戻ったら飲むぞ。…朝までな。W


リゾットの落ち着いた声が無線を通じてメンバー全員に届くと、メンバーの歓声が上がった。



Buon Natale!


fine
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