ジョジョ
□任務と聖夜と
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プロシュートは小型無線で仲間に連絡を取る。
「イルーゾォ、頼むぜ」
Wあぁ。なるべく鏡の前に移動してくれよ。W
『大丈夫。部屋はキラキラ姿の映る装飾品ばっかりよ。悪趣味。』
Wプロシュート、お嬢、ご苦労だったなW
「『リーダー。』」
Wイルーゾォと合流して鏡の中を通り外へ出ろ。ギアッチョが車をつけてる。W
「了解。」
無線からリゾットの声がして、プロシュートは緩めたネクタイをしゅるり、と外した。
Wお嬢、今夜はこのあとプロシュートとディナー行きたかったんじゃないの?W
『ふふっそれもいいわねメローネ、でもクリスマスはやっぱり皆と過ごしたいわ。』
Wハハハッ!ま、2人で任務、クリスマスパーティ潜入なんてよー、なかなかいいデートじゃね?W
「ざけんな、ホルマジオ。」
W俺なんか外でドアボーイ役だよ?サイテー!W
『メローネ、案外似合ってたわよ!ね、プロシュート?』
「そーかぁ?」
Wテメーら喋くってねーでさっさと出て来い!クソッタレ、このボロ車ヒーター壊れやがった!W
無線でやり取りしていると、ガチガチと歯を鳴らしながらギアッチョが怒鳴る。
全員が耳元でのギアッチョの大声に顔をしかめた。
Wギャハハハ!ダッセーギアッチョ!W
Wスタンドは氷のくせに寒さに弱いなんて、ギアッチョったら可愛い!W
Wホルマジオ笑ってんじゃねー!メローネブッ殺す!W
「ブッ殺すなんてダセーこと言ってんなよ、なぁペッシ。」
Wへい!「ブッ殺した」なら使ってもいいんですぜ、ギアッチョ!W
Wペッシテメェェェ…なめてんのか!W
Wヒッ!あ、兄貴ィ〜!姉貴ぃ〜!W
『ちょっとギアッチョ!あたしのペッシいじめないでよ!』
Wったく…お前ら、程々にな。イルーゾォ、着いたか?W
W間も無くターゲットの部屋に到着。W
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