ジョジョ
□HOW MANY CONFECTIONARY GET THIS HALLOWEEN?
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イタリア、ネアポリス。
ブチャラティチームのアジトから、きゃっきゃらと楽しげ…
いや、怪しげな笑い声が響く。
10月31日
霊が彷徨う、ハロウィンの夕暮れ。
『ナランチャ!着替えた?』
「じゃーん!がおー!狼男だぜー!」
『きゃあー!ナランチャ可愛い!』
「てかお嬢もむっちゃ可愛い!」
『んふふ!お注射しちゃうゾ!』
やかましくハロウィンのカボチャやコウモリの飾りがぶら下がるお嬢の部屋で、ナランチャとお嬢は仮装した互いの姿を見て悲鳴をあげていた。
ナランチャは黒い耳と尻尾にライダースジャケットで狼男。
お嬢は血まみれのナース服に派手な傷メイクのゾンビナース。
2人は笑いあいながら写真をとったり、ポーズを取ってはあぁでもないこうでもないと作戦会議をする。
近所のバーでハロウィンライヴが開催されると宣伝にもらったチラシの裏に、汚い字で何やらみっしりと作戦を立てた。
2人の小悪魔はその紙を掴むと、カボチャランタンの手提げを持って部屋を出る。
「よっし!いい時間だし、行こうぜ!」
『うん!お菓子いっぱい貰えるかな?皆びっくりするかな?』
「はははっ!楽しみだなー!」
2人はニヤリと笑みを浮かべると、各チームメンバーの部屋を目指して意気揚々と走り出した。
辺りはすっかり暗闇。
お化けも酒盛りする、ハロウィンの夜。
HOW MANY
CONFECTIONARY
GET THIS HALLOWEEN?
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