都密

*記念写真
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ベッドの中で男2人、そのまま寝ている。だけ、っていうのもあまり良いムードじゃないな、そう言ったのはムードという言葉が全然似合わない都筑だった

「密もそう思うだろ?」

「──お前の口からムードって…ははっ」

「おいそこ笑うな。…そこで、さ」

カシャ、と眩しい光とともにシャッター音がして思わず目を細めた

「写真、記念写真」


携帯を片手にニッコリと笑う。都筑麻人はマニアックな奴だ、バカで大食いだった彼にもう1つ新しい名前が出来た
「マニアックバカ都筑」
よし、良いネーミングだ



パシャリとまた音がした

「…また撮ったな」

「密の裸体───、待ち受けにしようかな…」

「とりあえずもっかい死ね」

「うわー、密が怖いよー」

「消せ」

「嫌だ」

「消せって」

手を伸ばして携帯を掴もうとした、都筑は小さく舌を出し俺の身体をギュッと抱きしめた。きつく強く

「はなっ…せ」

「やだ、さっき俺が傷付くようなこと言ったから」


───ガキかお前は




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