都聖

*俺だけの大切な
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情事が終わってさあ寝ようかと思い、さっきの相手に背中を向け頭から毛布をバサッと掛けた
「…都筑って、やっぱ俺以外とヤってたりしてるの?」
布が擦れる音がして自分の顔の前に綺麗な顔立ちがアップで見えた。いくら綺麗な顔でも突然目の前に現れたらびっくりする
俺は目を大きくして驚き、我慢出来ず欠伸をした
「…あれ、質問何だっけ?」
「だーかーらー」
身体を浮かせ、俺の胸の上へ身体を乗せる。ベッド自体がシングルでも大きいから真ん中から落ちるという事は無いけど念の為に腰に手を巻き付けた
くすぐったいな、そう言って聖は笑った
「…で、さっきの質問ね。俺以外と、その…身体の関係持ってたりする?」
真面目な顔でそう問う聖、唇をキュッと閉じどんな答えが返って来ても受け止める、そんな目をして
…そんな気難しい顔をしなくても、答えなんて決まってるのに
「俺が好きなのは聖だけ、聖しか俺はしてないよ」
「ホント…?」
「あ、でもちょっと邑輝っていう変態には狙われてるけど…」
「襲われたの!?」
「毎回会ったらセクハラされてこの前は押し倒された」






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