02/14の日記

15:31
第90話 「オボミ奪還作戦!恋スルオイラハ無敵デアリマス」(アニメ:遊戯王ZEXALII)
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 いつもと変わらぬ午後の体育の授業。


 相変わらず遊馬はかっとビングという名のよくわからないテンションでサッカーコートを走り抜けていた。



真月「遊馬、これを君に。」

遊馬「ん?これオレの?」


 真月の手から遊馬に手渡されたのは、以前バリアンズ・ガーディアンの証とされるバリアン警察手帳だった。


真月「あぁ。君の活躍を本部が評価したのさ」

遊馬「やったぜー!」

真月「しっ。声が大きい。我々のことは秘密だと言ったろ?」

遊馬「お、おう。ワリ」

真月「―――――ところで君はDr.フェイカーの息子、カイトと知り合いだよね?」

遊馬「お、おう。それが?」


 突然話題を変えた真月。かつてバリアン世界と手を組み、アストラル世界を滅ぼそうとした男Dr.フェイカー。しかし、カイト達と協力して遊馬は、Dr.フェイカーをバリアンの呪縛から破り、今では平和に暮らしている。



小鳥「危ない!!!」


遊馬「ぶぐ!!!」



 遊馬が真月に聞き返した直後、小鳥の叫び声と共に鉄男がノーコンで飛ばしたボールが、しれっと躱した真月の上を通って遊馬の顔面に直撃した。


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小鳥「あぁ……。」











・・・・ハートランド上空・・・・



オービタル『全ク、カイト様ッタラ二言目ニハ…“バリアンの調査はどうなっている!?”――――ト』


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 愚痴を漏らしながら街の上空を滑空する超光科学インターフェースオービタル7。カイトの使いか何かの用件か、主人のいないところで一人不満を吐露していた。


『既ニバリアンハハートランドニハ居ナイノデハ無イカト……』


 カイトにとっては家族を狂わせた存在であるバリアン。大事な唯一の弟であるハルトを狙い、その力を利用しようとした憎むべき存在。


『ブワ!!?ナンデアリマスカ!?コノ紙ハ!?』


 上空をどれぐらいの速さで飛んでいたのか、突如モニターカメラにチラシが張り付いてオービタルの視界を奪う。堪らずバランスを崩したオービタルはそのまま真下にあった公園の噴水に一直線に落下した。


『ブオ!!?』


 ザパーンと大きな水柱を立てて噴水に落ちたオービタル。


『オ……オノレ紙クズメガァ……』


 ぶんぶん頭を振って水を払う最先端ロボット。落ちた衝撃でチラシは顔から剥がれていた。



「君は、ボクの心に無くてはならない存在!!生きるための食物、大地を潤す恵の雨!!それが君……。」

『オウ?』


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 噴水から顔を上げたオービタルは自分の頭上に表示されていた立体モニターによる恋愛映画の広告に気づいた。恋愛映画のワンシーンが公園のムード作りとして放映されているようだ。


「ボクは君に恋をしている……。」


 映像の中で唇を重ね合う男と女。若干時代錯誤な絵柄なのは無視して、この時オービタル7の回路のどこかで変な電流が流れた。


『ブルルル!!―――――アレ?今ゾゾットボディニ静電気ガ走リマシタガ?』


「映画、恋のうた。絶賛上映中」


『ム?ムム?』


 ふと辺りを見渡すオービタル。噴水の回りには、静かな午後のムードに浸っているカップルがあちらこちらで寄り添い、楽しそうに談笑していた。


『ナンデスカ一体!!?ドイツモコイツモイチャイチャイチャイチャ!!!』


 ロボットのオービタルからすれば人間その他の生物の求愛行動は理解できない感情。それを抜きにしてもその行為には非リアとしての嫉妬しか持っていないだろう。



『オイラハ、カイト様ノ指令ヲ全ウスルノニ忙シイノデアリマス!』


 自分に言い聞かせるようにそう言うと、オービタルは踵(?)を返して向かい先に足(?)を向けました。


『フン、バカバカシイ。』


『ピピピ!』


 その時、後ろから猛スピードで迫ってくる1体のロボット。オービタルはそれに気づかず2体は激突して仰向けにバタンと倒れた。


オービタル『アガガ!!』


『ピピ!』



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オービタル『イタタタタタタ』


 痛いという感情がプログラムされているのかは不明だが、本日2度目の衝突事故に嫌気がさしながらオービタルは起き上がった。


オービタル『グ―――――、コノ!!痛イデアリマス!!コノオバカ!!ドコヲ見―――――』


 そこまで言ってオービタルは言葉を区切った。いや、正確には言葉が続かなかった。


 そこにいた激突した相手は、タマゴ型の丸みをおびた俗に云うオボットという清掃専門の自動掃除ロボットだった。なぜか頭部の突起部分にはどこかで見たようなリボンが巻かれていたが、こんな格好をしているのはハートランドだけで九十九邸で家事をしているオボミだけだ。もちろんオービタルには知る由もないが。


オービタル『オオオオオオ!!!!』


 噴水に落ちたショックで何かが壊れたオービタルは、さっきの映画の影響もあってか、オボミの姿を見て言葉を失った。


オービタル『ア……アノ……?』


 恐る恐る声をかけるオービタル。すると、オボミの表情が一転(まさに一転)してオービタルに向かってアリトも真っ青のコークスクリューをぶち込んだ。


オボミ『オバカ、言ウ方ガ、オバカ!!』


オービタル『グアアア!!』


 本日3度目の激突。綺麗に入ったスクリューパンチで打ちのめされたオービタルは、自分に見向きもせずに買い物袋を下げて走り去っていくオボミをじーっと見つめていた。



オービタル『オオォォォ……』




 主人の宿敵は恋のライバル!?世界の命運はさておき、無機物同士の恋愛活劇!!


 ロボットだって恋がしたい!!











第90話「オボミ奪還作戦!恋スルオイラハ無敵デアリマス」




 それからというもの、バリアンの解析作業中もオービタルはオボミのことが頭から離れないでいた。


オービタル『ハァ……ハッ!イケマセンイケマセン!』


 何度も自分の頭に浮かぶ顔を振り払い、コンピュータに向かうオービタル。しかし、すぐにまたオボミの顔を思い浮かべ、作業を止めてため息をつく。


オービタル『何デアリマスカコレハ?コノ回路ニ発生シテイルノイズハ?解析不能、解析不能、解析不能!』



 そう呟いているうちに、いつの間にかあの時の映画のワンシーンを自分とオボミに重ねていたオービタル。


オービタル『君ハボクノ心ニ無クテハナラナイ存在……』

カイト「オービタル!バリアンのデータは?オービタル!!オービタル7!!!」


オービタル『ファ!?――――ハ、ハイ!!カイト様!!』


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 気づけば、すぐ後ろにカイトが現れたことに気づいたオービタル。若干イライラした様子が声色から伺える。


カイト「バリアンの調査データは?」

オービタル『ハ、ハイ!ソレガ……君ハボクノ心ニ無クテハナラナイ―――――ア、イヤ!』

カイト「――――――貴様何を寝ぼけている……」

オービタル『カ…カシコマリ!』



 オービタルの言動がおかしいのはいつものことだと思ったのか、結局カイトはそれだけ言うとさっさと背中を向けて部屋を出て行った。



オービタル『集中不能デアリマアアス!!!!』







・・・・後日・・・・



 何気なく以前落ちた噴水付近を歩いて(?)いたオービタル。すると噴水付近の立体広告には、あの時と同じように同じ映画が流れていた。



「ボクは君に恋をしている……。」


オービタル『恋!!!オイラ、恋ニ落チタト予測サレマース!!!!』


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 ふと何かを悟ったオービタル。両手を上げてエラーの原因を突き止めたことを喜ぶも、同時に今まで溜め込んでいた感情が一気に膨れ上がり、頭の中はオボミでいっぱいになった。


オービタル『アノ方ノ名前ハ……オボエ?オボヨ?オボミ?――――イエイエイエ、ソンナダサイ名前ノハズハ……。ソウ、例エバ“エイドリアン”トカ!アァー愛シノエイドリアンニ会イタイデアリマス!』


 勝手に命名して一人で高ぶっていると、不意打ちとばかりにオボミが再びオービタルに(故意的に)突っ込んでオービタルを弾き飛ばした。


オボミ『ピピ』


オービタル『ブフォ!!?』


オボミ『オカイモノ、イソイデ、オカエリ。』


 まるで最初から誰もいなかったかのようにオボミはオービタルを無視してそのまま走り去って行った。


オービタル『アノ…オ方ハ……ン?』


 むくりと起き上がって、オボミの背中を眺めていると、そばにメモのようなものが落ちているのにオービタルは気づいた。


オービタル『コレハ……アノ方ノモノ?』


 そこにはたった4文字でメモが書かれていた。


オービタル『タ・ス・ケ・テ―――――?ナント!!コレハ一体ドウイウ事デショウ!』


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・・・・九十九邸宅・・・・



 メモが気になりオボミを追って(ストーキング)きたオービタルは、見慣れた家にオボミが入っていくところを目撃する。


オービタル『ココハ……アノトンマノ家!?――――――マサカ……』



〜〜〜脳内〜〜〜


遊馬「“おい!ジュース持って来い!!”」

オボミ『“ハイ!タダイマ、ユウマサマ!!”』

遊馬「“ッバカ!!ジュースと言ったらトマトジュースだ!!コラァお前!!飯がマズイ!!”」


〜〜〜〜〜〜



オービタル『タスケテトハ、ソウイウ事デアリマスカ……。オノレ九十九遊馬!!許サナイデアリマス!!』


















・・・・・・・・


 一方、そんな事を露も知らない九十九家では。


オボミ『タダイマ。タダイマ。』


明里「おかえりー」


春「ご苦労だったねぇ……」


 オボミが下げていた買い物袋をしげしげと受け取る春ばあちゃん。


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オボミ『タ・ス・ケ・テ、カッテキタ!』


春「えーっと“タ”マゴ、“ス”(酢)、“ケ”チャップ、“テ”ンプラ粉っと……、ありがとご苦労だったねぇ」


それぞれの頭文字をまとめた4文字の言葉。それがあの「タスケテ」という紛らわしい分メモの正体であった。


明里「本当オボミちゃん助かるわー。どっかのバカと違って」


どっかのバカ(遊馬)「なぁ〜、腹ペコだぜぇ……飯まだぁ?」


春「さっそくご飯にしようかねぇ……」


オボミ『バカモテツダウ!』





・・・・ハートランド解析室・・・・



オービタル『九十九遊馬メェ……アンナトンマデ馬鹿デ愚図ナ奴、デュエルヲスレバ一捻リデスガ……アイツニハアストラルトイウ得体ノ知レナイ生命体ガ付イテイマス……。』


 人間では到底できない速度でコンピュータを操作するオービタル。しかし、それはバリアンの解析にではなく、完全に私情を挟んだ内容だった。


オービタル『念ニハ念ヲ入レルデアリマス』







・・・・翌日・・・・


 校内に景気よく鳴り響くチャイムを合図に、遊馬は真月を引き連れて席を立った。


遊馬「よっしゃあ!デュエルの時間だぜー!」

真月「はい!お供します!」


オービタル『九十九遊馬!!』


遊馬「ん?――――いぃ!?オービタル!!?」


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 ふと名前を呼ばれた方向に振り抜いた遊馬。遊馬が見ると、自分の席に(なぜか学ランを肩から下げた番長ルックの)オービタル7が腕を組んで立っていた。


遊馬「お前……何やってんだ?」

オービタル『コレヲ、貴様ニ渡シニ来タ!』

遊馬「え?――――――これは!?」


 懐からオービタルが出したのは「果し状」と書かれた挑戦状だった。


遊馬「おかしじょう?」


小鳥「……。」

オービタル『チッガーーーウ!!“ハタシジョウ”ト読ムノダ!コノトンマ!!』


 ロボットに説教される主人公。


遊馬「――――はぁ?」


オービタル『オ前ニデュエルヲ申シ込ム!』


遊馬「え?」


オービタル『オイラガ勝ッタラオ前ノオボットヲ解放スルノダ!』

遊馬「ん?オボミのことか?」

オービタル『――――オボミサントイウ名前ナノカ……!ナント可憐ナ名前デアリマスカ―――――。ソノオボミサンヲ自由ニシロ!!ワカッタナ?』

遊馬「いや、全然わかんねぇけど…?」

オービタル『デエエイ!!ワカロウガ、ワカラマイガ、オイラトオボミサンンヲ賭ケテデュエルデアリマス!!』





・・・・移動して河原・・・・




 夕陽が眩しい河原。悪をくじく正義のヒーロー気分のオービタルは、腕組みして遊馬を待っていた。


遊馬「おーい!」

小鳥「オービタルお待たせー」


 一度家に戻った遊馬は、オービタルの要望でオボミを河原まで連れてきたのだ。


オービタル「オォ!オボミサン……今、ワタクシガ貴方ヲソコカラオ救イ致シマス!」


 バサリと肩にかけていた学ランをなびかせて(結局外した)オービタルは遊馬を指差した。


オービタル『トンマ!今日コソ「オマエノ最後デアリマス!!イザ勝負!!』



遊馬「面白ぇ!やってやるぜ!」


アストラル『遊馬。どうやらデュエルが始まるようだな……。』


遊馬「あぁ。」


 鍵の中からデュエルを聞きつけて、いつの間にかアストラルも遊馬の隣に出てきていた。


オービタル『イクデアリマス!!』


『デュエルディスク、セット!!!』


 オービタルの頭部から射出された半月型のディスクは、回転しながらオービタルの左腕にドキングし、そのままデュエルディスクとして変形した。


『Dゲイザー、セット!!』



『「デュエル!!!」』


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『先攻ハ、オイラデアリマス!!オイラノターン、ドロー!!!』


○『オイラハフィールド魔法《ロボパーク》ヲ発動!!』


《ロボパーク》
フィールド魔法
機械族モンスターの召喚に成功したプレイヤーは、このターンに1度だけ、手札から「SDロボ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。


 オービタルが展開した専用フィールド。そこは、サーカスのテントのステージを模したように、観客席に囲まれた場所だった。


オービタル『ココガオイラ達の戦イノフィールドデアリマス!!!』


○『ソシテオイラハ《SD(スーパー・ディフェンス)ロボ・ライオ》ヲ召喚!!』


《SDロボ・ライオ》
☆4/地属性/機械族/ATK1200/DEF1600
自分フィールド上にこのカード以外の「SDロボ」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。このカードのレベルを倍にする。


○『サラニフィールド魔法《ロボパーク》ノ効果発動!コノ効果ニヨリ、機械族モンスターヲ召喚シタプレイヤーハ、手札カラ「SDロボ」ト名ノツクモンスターヲ、特殊召喚デキル!!』


○『出テコイ!!《SDロボ・エレファン》!!』


《SDロボ・エレファン》
☆8/地属性/機械族/ATK1400/DEF2500
自分フィールド上にこのカード以外の「SDロボ」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。このカード以外のモンスターのレベルを倍にする。



遊馬「おぉー!ロボットカッコイイ!!」

アストラル『レベル8のモンスター……。遊馬、感心している場合じゃないぞ』


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小鳥「ほぉーんと男の子ってロボットが好きね。」

真月「そりゃあそうですよお!ロボットは男の心を熱くさせますからね」(バリアン談)



○『驚クノハ早イデアリマス!《SDロボ・ライオ》ハ別ノ「SDロボ」ト名ノツクモンスターガフィールドニイル場合、レベルヲ2倍ニスル事ガデキル!!』



《SDロボ・ライオ》
☆4→8


遊馬「おぉー……」

アストラル『レベル8のモンスター2体を、1ターン目で揃えるとは……来るぞ、遊馬』

遊馬「そ、そっか」


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オービタル『オイラハ、レベル8ノロボ・ライオト、ロボ・エレファンヲオーバーレイ!!』


『2体ノモンスターデオーバーレイネットワークヲ構築!エクシーズ召喚!!』


『煌ク銀河ヨ、恋ノ光トナリテ、オイラニ宿レ!!瓦礫ノ化身、ココニ降臨!!』


『現レヨ!!!《廃品眼の太鼓竜(ガラクターアイズ・ファット・ドラゴン)》!!!!』


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遊馬「攻撃力3000!?」


オービタル『サァ、土下座ノ用意ハデキテイルデアリマスカ!!』


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《廃品眼の太鼓竜(ガラクターアイズ・ファット・ドラゴン)》
ランク8/地属性/機械族/ATK3000/DEF2500
レベル8モンスター×2
このカードが墓地から特殊召喚された場合のみ、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。このカードの攻撃力を1000ポイントアップする。



遊馬「―――――――――。」

アストラル『―――――――――――。』

真月「―――――――――。」

小鳥「―――――――――。」



オービタル『フン、驚イテ声モ出ナイカ!』


 シルエットこそそれっぽかったが、エクシーズ召喚されたドラゴンは、思いのほかちゃっちい姿だった。


遊馬「い、いや……なんだその……ポンコツ……」


オービタル『シ、失礼ナ!!見タ目デ判断スルナ!』


○「ココデオイラハ、ターンエンドダ!」



遊馬「よぉし!じゃあいくぜ!オレのターン、ドロー!!」


●「オレは《アチャチャアーチャー》を召喚!!」


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《アチャチャアーチャー》
☆3/炎属性/戦士族/攻1200/守 600
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、相手ライフに500ポイントダメージを与える。
(※アニメ効果)


●「《アチャチャアーチャー》は召喚に成功した時、相手プレイヤーに500ポイントのダメージを与える!!」


オービタル『アッチャァ!!』


オービタルLP4000→3500


●「さらにオレは相手フィールドにいるモンスターエクシーズの攻撃力を300ポイントダウンさせることで、《パクバグ》を特殊召喚する!!」


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《パクバグ》
☆3/地属性/ATK 300/DEF300
相手フィールド上のモンスターエクシーズ1体の攻撃力を300ポイントダウンさせる事で、手札のこのカードを特殊召喚する事ができる。


《廃品眼の太鼓竜》
ATK3000→2700


オービタル『ナ、ナニ!?』


●「オレはレベル3の《アチャチャアーチャー》と《パクバグ》でオーバーレイ!!!」

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」


「刻めリズム!《弦魔人ムズムズリズム》!!!」


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《弦魔人ムズムズリズム》
ランク3/風属性/悪魔族・エクシーズ/ATK1500/DEF 1000
レベル3モンスター×2
このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。相手のモンスターエクシーズと戦闘する場合、バトルフェイズの間だけこのカードの攻撃力は倍になる。
(※アニメ効果)


オービタル『フン。ソンナ攻撃力デ何ガデキル?』


●「まだだ!ムズムズリズムはモンスターエクシーズとバトルする時、オーバーレイユニットを1つ使い、このバトル中攻撃力を倍にすることができる!!!」


《弦魔人ムズムズリズム》
ATK1500→3000


●「いけ!ムズムズリズム!ガラクターアイズに攻撃だ!!」


「“リズミック・ストリング”!!!」


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オービタル『ナ、ナンデストオオオ!!?』


オービタルLP3500→3200


●「よっしゃあ!ここでオレはターンエンドだ!そして、ムズムズリズムの攻撃力は元に戻る!」


《弦魔人ムズムズリズム》
ATK3000→1500


遊馬「やっぱ見た目通りのポンコツじゃねぇか!」


小鳥「ちょっとかわいそう……。」


オボミ「――――――」



オービタル『グ、オボミサン。見テイテ下サイ。必ズアノトンマヲ倒シテ、貴方ヲオ救イスルデアリマス!オイラノターン、ドロー!!』


○『オイラハ魔法カード《廃品回収》ヲ発動!!自分ノ墓地カラ2体ノ機械族モンスターヲ除外スル事デ、墓地ノ機械族モンスターエクシーズ1体ヲ、特殊召喚スル事ガデキル!!』


《廃品回収》
通常魔法
自分の墓地の機械族モンスター2体を選択してゲームから除外する事で、自分の墓地の機械族モンスターエクシーズ1体を自分フィールド上に特殊召喚する。


遊馬「な、何!?」

オービタル『蘇れ!!ガラクターアイズ・ファット・ドラゴン!!!』


○『サラニオイラハ《SDロボ・モンキ》ヲ召喚!!』


《SDロボ・モンキ》
☆3/地属性/機械族/ATK 800/DEFXXXX
自分フィールド上に存在するこのカードを、自分フィールド上に存在するモンスターエクシーズの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。


○『機械族モンスターガ召喚サレタ時、フィールド魔法《ロボパーク》ノ効果ヲ再ビ発動!《SDロボ・モンキ》ヲモウ1体特殊召喚スル!!』


○『《SDロボ・モンキ》ハソノ効果ニヨッテ、ガラクターアイズノオーバーレイユニットニナレル!!』


遊馬「なぁにぃ!!?」


○「ココカラガ本当ノ勝負デアリマス!!ガラクターアイズノ効果発動!!コノモンスターガ墓地カラ特殊召喚サレテイル時、オーバーレイユニットヲ1ツ使い、攻撃力ヲ1000ポイントアップサセル!!」


オービタル『オイラハ、2ツ使ッテ2000ポイントアップデアリマス!!』


《廃品眼の太鼓竜》
ATK3000→5000


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遊馬「攻撃力5000!!?」


アストラル『マズイぞ遊馬!!』


○「ガラクターアイズ、ムズムズリズムヲ攻撃デアリマス!!」


「“憧れのガラクター・ファット・ストリーム”!!!!」



遊馬「ぐああああああああああああぁぁぁ!!!!」



遊馬LP4000→500



オービタル『ハッハッハッハッハ!思イ知ッタカトンマ!ガラクターアイズハ、ソノ名ノ通リ打チノメサレ、叩キ壊サレ、ソコカラ再生シタ時コソ、真ノ力ヲ発揮スルノデアリマス!!』


○『オイラハ、コレデターンエンドダ!』


アストラル『一度破壊されることも計算の内か。』


遊馬「あぁ―――――、オレのターン、ドロー!!」


●「オレは、《クレーンクレン》を召喚!!」


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《クレーンクレン》
☆3/?属性/鳥獣族/ATK 300/DEFXXXX
1ターンに1度、自分の墓地のレベル3モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。


●「《クレーンクレン》の効果発動!!自分の墓地にあるレベル3のモンスター1体を特殊召喚できる!!オレは《アチャチャアーチャー》を特殊召喚!!!」


●「《アチャチャアーチャー》は特殊召喚した時、相手に500ポイントのダメージを与える!!」


オービタル『オア!?』


●「だがオレはこの効果を無効にすることで、《アチャチャチャンバラー》を特殊召喚する!!」



《アチャチャチャンバラー》
☆3/炎属性/戦士族/ATK1400/DEF 400
効果ダメージが発生した時、そのダメージを無効にし、このカードを手札から特殊召喚できる。このカードがこのカードの効果で特殊召喚に成功した時、相手ライフに400ポイントダメージを与える。


●「この効果で《アチャチャチャンバラー》が特殊召喚に成功した時、相手に400ポイントのダメージを与える!!」


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オービタル『グオ!』


オービタルLP3200→2800



オービタル『400ポイントノダメージナド、屁デモアリマセン!』


小鳥「遊馬、ウマい!!」


オボミ『ユウマ、ヘタクソ』


オボミ『ハヤクカテ、トンマ!!』


オービタル『―――――!?オボミサン……。ソウカ!オイラヲ応援シテクレテイルンデスネ!ソノ想イニ必ズ応エルデアリマス!』←後半聞こえてない



●「さらに自分フィールドにレベル3のモンスターがいる時、オレは手札からコイツを特殊召喚できる!来い、《ミミミック》!!!」


《ミミミック》
☆3/地属性/機械族/ATK 300/DEF 300
自分フィールド上にレベル3モンスターが表側表示で存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。


●「オレはレベル3の《アチャチャアーチャー》と《アチャチャチャンバラー》でオーバーレイ!!!」

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」


「打ち鳴らせ!!《太鼓魔人テンテンテンポ》!!!」


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《太鼓魔人テンテンテンポ》
ランク3/地属性/悪魔族・エクシーズ/ATK1700/DEF1000
レベル3モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターのエクシーズ素材を1つ取り除き、自分フィールド上の全ての「魔人」と名のついたエクシーズモンスターの攻撃力は500ポイントアップする。この効果は相手ターンでも発動できる。



●「そして同じく、レベル3の《ミミミック》と《クレーンクレン》でオーバーレイ!!」

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」


「奏でろメロディ!!《管魔人メロメロメロディ》!!!」


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《管魔人メロメロメロディ》
ランク3/風属性/悪魔族・エクシーズ/ATK1400/DEF1600
レベル3モンスター×2
1ターンに1度このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き自分フィールド上の「魔人」と名の付いたエクシーズモンスター1体を選択して発動する。このターン選択したモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。


●「さらにオレは、魔法カード《復活のマーチ(リボーン・マーチ)》を発動!!このカードは自分のフィールドに魔人モンスターがいる時、墓地から魔人モンスターを特殊召喚することができる!!」


《復活のマーチ》
通常魔法
自分フィールド上に「魔人」と名のついたモンスターが存在する場合、自分の墓地から「魔人」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。


遊馬「復活だ!《弦魔人ムズムズリズム》!!!」


小鳥「3体の音楽モンスターが揃ったわ!」


真月「でも遊馬くん、どうやって攻撃力5000のガラクターアイズを倒すつもりなのかなぁ……」


アストラル『遊馬。』


●「おう!オレは魔法カード《魔人オーケストラ》を発動!!このカードはこのターンの間、魔人モンスターの攻撃力の合計分だけ、相手モンスターの攻撃力を下げる!!」


《魔人オーケストラ》
通常魔法
相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は、このターンのエンドフェイズ時まで、自分フィールド上の「魔人」と名のついたモンスターの攻撃力の合計分ダウンする。


オービタル『ナニ!?』


遊馬「三魔人の攻撃力の合計は……4600!!!」


「“奏でろ!!!魔人オ―ケストラ”!!!」


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遊馬「これでガラクターアイズの攻撃力は400だぁ!!」


《廃品眼の太鼓竜》
ATK5000→400


オービタル『ガラクターアイズ!!?』


アストラル『決めろ!遊馬!!』


●「おう!いっけぇ!魔人達、ガラクターアイズを攻撃だぁ!!」


「“テンポラリー・サウンド”!!!」


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オービタル『バ、バカナ!!ガラクターアイズ!!?』


オービタルLP2800→1500


「“メロリン・ウェーブ”!!!」


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オービタル『グアアア!!!』


オービタルLP1500→100



遊馬「これで終わりだ!!!」



「“リズミック・ストリング”!!!!」


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オービタル『グアアアアアアアアアアアアアア!!!!』



オービタルLP100→0



















遊馬「よっしゃあ!!」


アストラル『―――――遊馬、ところでこのデュエル、一体なんだったんだ?』


遊馬「さぁ……、でもアイツ中々のデュエリストだったな。またやろうぜ!オービタル!」


 近づく遊馬に気づかれないようにこっそりととある電波を飛ばすオービタル。


オービタル『クックック。トンマメ、コンナ事モアロウカト、秘密兵器ヲ用意シテイルノダ……。』


 いつの間に打ち上げたのか、オービタルが操作していたのは、地球の外を浮かび静止軌道上の人工衛星だった。


オービタル『“オービタル砲”発射準備OK、喰ラエ』


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オボミ『ユウマ、ヘタクソ、ゴハンヌキ』



 表情こそ読み取れないものの、人間だったら確実にニヤリと笑ったオービタルは、宇宙からのレーザー攻撃で遊馬を抹殺しようと計画。しかし、ロックオンしたポイントに近寄るオボミ。



オービタル『オ、オボミサン!!!?』



『ノオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!』















・・・・・・・・



 遊戯王はギャグマンガなので主人公はアフロで済みました。




オービタル『エェ!?誤解?』


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遊馬「何でオレがオボミにいじわるするんだよ!」


オボミ「ユウマ、ヘタクソ、オバカデ、ドジ」


遊馬「おい、言い過ぎだろ!」


オボミ「デモ、ヤサシイ」


真月「オービタル7はオボミちゃんのために遊馬くんとデュエルを―――?」


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小鳥「―――!あっれ〜、もしかしてオービタル、オボミちゃんのこと好きなのかなぁ〜」


オービタル『ナナ、ナンデスカイキナリ!?


小鳥「ふふ。でもね、そういう時はまずお友達からじゃないかな。」←遊馬のお友達



 そう言って小鳥はオービタルの手をとってオボミの手と合わせ、握手させてみせた。


オボミ『ヨロシク』←社交辞令モード


オービタル『カ、カシコマリングダオイラ!!!』












・・・・・・・



カイト「どこをほっつき歩いていた?」

オービタル『カ、カカカカカカカイト様!?ススススミマセン!!報告書ヲタダイマ――――』


20130214142112


カイト「お前のデュエルはツメが甘い」

オービタル『フェ?』


 それだけ言うために来たのか、カイトはオービタルにそう言うとさっさと部屋を出て行った。


オービタル『カ、カイトサマ……』






『モ、モッタイナヤー!!!!!!』













 次回は因縁の兄妹対決が勃発。反発し合う二人だけど、果たして決着は――――!?


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次回、「シャークVS璃緒 100戦目の喧嘩デュエル!!」















 

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