01/24の日記
14:35
第87話 「ギラグ猛襲!炸裂、秘孔死爆無惚(ひこうしばくむほう)」(アニメ:遊戯王ZEXALII)
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アリト「うぅ………。」
ミザエル「九十九遊馬とのデュエルに敗けたあげく、待ち伏せにあってこの様か。情けない……。」
憐れんだ目でアリトを見つめるミザエル。真月にやられたとギラグに告げ、痛みに我が身を震わせるアリトに、アジトの体育倉庫までやってきたミザエルが冷たく言い放つ。
ギラグ「く――――――」
アリトには、遊馬との決着の付け方でモメたギラグでしたが、数少ない同士の有様を見て、歯を食いしばります。
ミザエル「さて、残るバリアンズ・スフィア・キューブはひとつだが…」
ギラグ「――――――アリトの仇は俺が討つ。俺にしか打てねぇ……。」
ミザエル「感情に任せて目的を見失うな。我々の目的はあくまでナンバーズの回収だ。」
そこに私情を挟むな、優先順位を歪めるな。仲間の様を見てもブレないミザエルに、ギラグは殺気の篭った視線を一瞬送ります。
ギラグ「――――――――……百も承知だ」
ミザエル「―――――、お前まさか……あのナンバーズを使う気か……?」
ギラグ「―――――――」
ミザエル「……わかった。お前にそこまでの覚悟があるなら任せよう。私はひとまずアリトを連れ、バリアンに戻る。」
それだけ言い残すと、傷ついて依然意識を失ったままのアリトと共に、ミザエルは異世界のトンネルへと消えていきました。
ギラグ「見ていろよアリト――――――――必ず俺が……!」
賭ける命は仲間と故郷。挑む勝負は気高く絶対。しかし入った闇討ちに復讐に燃えるギラグ。
男として、仲間として、決闘者として闘志を燃やす。
一方、体にかなりの負担を負ったアストラル。激戦続くバリアンとの戦いは、謎の転校生真月零まで絡んできて……
第87話「ギラグ猛襲!炸裂、秘孔死爆無惚(ひこうしばくむほう)」
遊馬「ぐわーーーー!!何で朝から犬に追いかけられなきゃならねぇんだよーーー!!!」
朝ののどかな登校風景。時間に余裕を持ちつつも、零のオリジナルショートカットコースを渋々通ってきた遊馬は、野良犬と遭遇して追い掛け回され、現在に至る。
遊馬「大体お前が言ってることは――――」
零「ボクはよかれと思って近道をーーー!!」
遊馬「って増えてんじゃねぇかよーーー!!勘弁してくれええええ!!!」
・・・・・・・
小鳥「えぇ!二人とも大丈夫!?」
朝のチャイムが学校に鳴り響いたちょうどその時、教室の扉を開けてボロボロの格好で遊馬と零が教室に入ってきた。
遊馬「あ……あぁ!平気平気!―――――ってて……」
鉄男「まったく、そんなになっても遅刻かよ…。」
キャッシー「ワタシが居たら、犬なんて一撃にゃん!」
零「ごめんなさい遊馬くん……。ボクはよかれと思って……。」
等々力「それでトドのつまり、いい結果になった事、一度もありませんよねぇ?」
徳之助「全部裏目に出てるウラ」
零「―――すみません。」
バツが悪そうに沈んだ顔で謝る真月。
遊馬「気にすんなって、今日もスリル満点だったぜ!」
零「―――――!遊馬くうん!」
徳之助「結局遊馬も楽しんでいるウラ。」
等々力「トドのつまり、二人は良いコンビってことですね!」
・・・・・・
放課後
小鳥「ねぇ遊馬?今日アストラル見なかったけど……」
遊馬「あぁ……ミザエルやアリトと戦ったフィールドで、アイツの体ダメージを受けちまったみたいなんだ……。」
バリアンの力を引き出すスフィア・フィールド。アストラルにとって存在すら認められないその空間はいるだけでかなりの負担になる。
遊馬「今はこの中で、ゆっくり体を直すしかねぇ……。」
そう言って少し寂しそうに首から下げた鍵を掴む遊馬。
ギラグ「九十九遊馬!!!!」
遊馬「―――――!?お前は――――――ギラグ!?」
体躯に似合わずくるりと身軽に身を乗り出して遊馬たちの前に立ちはだかったギラグ。
アストラル『気をつけろ遊馬。また何か仕掛けてくるかもしれない…ぐ……。』
小鳥「アストラル!」
まだ癒えてない体を無理して現れたアストラルは、戦いの後遺症に苦しみながらその場に蹲った。
ギラグ「九十九遊馬、俺とデュエルだ」
遊馬「デュエル――――!?」
ギラグ「お前のナンバーズを全ていただく。慌てるな……」
そう言ってギラグは懐から取り出した一通の手紙を遊馬に投げつけた。
ギラグ「明日の夕方そこで待っている―――ー。今度は真っ向勝負だ、真月を連れてやって来い!」
遊馬「―――!?真月を?」
小鳥「どうして……?」
ギラグ「二人まとめて叩き潰してやる―――――」
遊馬「待て!何で真月が必要なんだ?」
ギラグ「けっ、お前らアイツの正体をわかってねぇようだな……奴はアリトを闇討ちにしやがった!!!」
遊馬「真月がアリトを―――――!?」
「「「「「!!??」」」」」
ギラグ「あの卑怯者は許さねぇ!!!」
遊馬「ちょ、ちょっと待て!真月がそんなことを――――!?アイツに闇討ちなんかできるわけねぇだろ!!!」
ギラグ「なぜそう言い切れる!!!???」
遊馬「――――――――――それは……」
ギラグ「それは???」
遊馬「それは……、それは……――――――。それはアイツが……」
「へたれだからだああああああああああああああ!!!!」
小鳥「あ……。」
鉄男「お前なりにフォローしてるつもりなんだけどな……」
ギラグ「――――――。」
小鳥「ヒドイ事言ってるよね。」
ギラグ「お前と話してると調子が狂う。本人に聞いてみろ。」
そう言い残して、ギラグは遊馬に背を向け、後を去っていった。
・・・・・・・
アストラル『何をそんなに考えこんでいる?』
その夜、遊馬はすぐに寝付かずにじーっと天井を見つめて考え事をしていた。
遊馬「オレさ……、アリトってバリアンの奴なのに嫌いになれないんだ……。そのアリトを、真月が闇討ちしただなんて……。そんなことあるハズ無いって思うけど。でもオレ……新月に聞くのが怖いんだ……。あーーーもう!!」
アストラル『迷うくらいならまず飛んでみる。それが君ではなかったのか?』
遊馬「――――――――!」
アストラル『いつもの君の台詞だろう?かっとビングだ、遊馬』
・・・・・・
遊馬「真月!」
翌日、遊馬はいつもの真月との登校の待ち合わせ場所で早速聞いてみることにした。
零「おはようごじあます遊馬くん」
遊馬「あのさ……」
零「実はですね、学校への新たな最短ルートを見つけたんです!」
遊馬「いや……オレ、お前に聞きたいことが……」
零「よかれと思って、ボク実際に走ってみたんです!遊馬くん、ボクを信じて―――――!」
遊馬「え―――――」
零「大丈夫!」
遊馬「―――――――――そうだよな……。信じてるに決まってんじゃねぇかよ!!」
零「――――――はい!!!」
純粋無垢なその笑顔。それを疑っていた自分を不思議に思うくらい、遊馬は考え直して聞かずにいた。
小鳥「鉄男くん、いた?」
鉄男「いや、いねぇ。」
零「どうしたんですか?」
小鳥「真月くん、遊馬を見なかった?」
零「遊馬くんなら帰りましたよ?寄るところがあるって……」
鉄男「やっぱり一人で行ったのか!」
小鳥「鉄男くん!」
鉄男「あ」
零「遊馬くん、何かあったんですか?」
小鳥「ううん!なんでもない!」
鉄男「え、あ、じゃあまた明日な!」
真月の闇討ち疑惑を証明できず、遊馬は自分の気持ちひとつで戦いに向かっていた。
零「……。」
・・・・・・
アストラル『本当にいいのか?遊馬』
遊馬「あぁ、オレは真月を信じる!」
小鳥「やっぱり遊馬、真月くんには秘密に――――」
鉄男「あぁ……。アイツ、オレ達にも口止めして行ったからな。全部一人で背負ってデュエルを……。」
そう言いつつ二人は遊馬の元へ向かうが、階段を登った先には真月がたっていて、明らかに今の会話は筒抜けだった。
・・・・・・
ギラグ「九十九遊馬、アストラル……。」
先に待ち合わせた場所で自分のナンバーズを見つめていたギラグは、遊馬の足音に気づいて立ち上がった。
ギラグ「真月はどうしたぁ?」
遊馬「真月は来ない。オレとデュエルだ!」
零「ボクをデュエルに連れてこいと、相手が言ったんですか?」
小鳥「えぇ……」
問い詰められ、仕方なく事情を話した小鳥。
零「遊馬くん、どうして何も……」
小鳥「遊馬は、真月くんを巻き込みたくなかったのよ!」
零「――――デュエルの場所は、どこですか?」
鉄男「聞いてどうすんだよ?」
零「決まってます!行かなきゃ!」
鉄男「待てよ!お前が行ったって……」
零「わかってます!確かにボクは、デュエルもヘタだし臆病なへたれです……。」
小鳥「真月くん……」
零「でも……それでも話してほしかった……。遊馬くんがボクを友だちだと思ってくれてるように、ボクだって遊馬くんを……友だちだって……」
小鳥「―――――わかったわ真月くん。行きましょう!遊馬のところへ!」
鉄男「おい小鳥―――――!?」
零「小鳥さん―――――!!」
・・・・・・
ギラグ「真月が来ないとはどういう事だ?」
遊馬「うるっせぇな!来ないったら来ないんだよ!大体お前の目的は、オレのナンバーズだろ!?」
ギラグ「あぁそうだ!だがそれ以上に、オレはあの卑怯者をボロボロにしてやりてぇんだ!!」
遊馬「アイツは絶対、そんなことしない!」
ギラグ「―――――ならばまずお前をズタズタにして、真月に突きつけてその後にアイツをぶっ潰す!!」
零「待ってください!!!」
遊馬「真月!?なんで来た!?このデュエル、ただのデュエルじゃねぇんだ!」
零「――――アイツは、ボクを連れてこいって行ったんでしょ…?」
遊馬「それは……」
零「やっぱりボクじゃ、信用できないから?ボクなんて必要じゃないから?」
遊馬「そんなわけないだろ!!」
零「―――――ボク、デュエルヘタだけど頑張るから……置いてかないでよ!!!」
うっすらと目に浮かべた本物の涙。かっとビングはいつだって真っ正直に。遊馬はぽん、と真月の肩を叩いて言った。
遊馬「わかったよ!一緒にやろうぜ――――!けど、絶対無茶すんな。オレがお前を守るからな!」
零「―――――うん!!」
ギラグ「ふざけるなあああああああああ!!!!お前ら無事で済むと思うなよ!!!」
「バリアンズ・スフィア・フィールド展開!!!!!」
空へ放ったバリアンの結晶。展開されたステージはギラグ、遊馬とアストラル、零を包み込んで上空に漂っていた。
鉄男「これは――――――!?」
ギラグ「真月……。よくもアリトを闇討ちしやがったな?このフィールドでてめぇをズタズタにしてやる!」
零「――――いったいなんのことですか!?ボクが何を?」
ギラグ「てめぇの仕業だろアリトが言った!!!それで十分だ!!!」
遊馬「だったらオレも同じだ!!!」
ギラグ「なに?」
遊馬「オレも真月を信じる!!!」
零「遊馬くん!!」
アストラル『落ち着け遊馬。彼のあの気迫、今までとは……ぐ……』
早くもその体を蝕まれるアストラル。バリアンの力が強大になるかわりに、アストラルの力はどんどん希薄になっていく。
遊馬「アストラル!?大丈夫か?おい!」
アストラル『だ、大丈夫だ。やはり……このフィールドの影響か……』
遊馬「お前は鍵の中にいたほうがイイって!」
アストラル『―――――彼のデュエルはまだまだ未熟。下手をすれば、共に戦う君まで……。今はワタシが必要なハズだ、遊馬―――――勝つぞ!』
確固たる意志を持ったその瞳に覚悟を見た遊馬。ごくりと唾を飲み込んで、頷いた。
遊馬「わかった―――――。いくぞ、真月!!!」
「デュエルディスク、セット!!!」
「Dゲイザー、セット!!!」
ギラグ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
はち切れんばかりにさらけ出した肉体を限界まで高めたギラグ。その姿を徐々に異形のヒトに変えていく。
筋骨隆々な肉体はそのままに、仮面に宿した力溢れる眼力。
遊馬「あれがヤツの本当の姿?」
漆黒に染まったその身は、そこか中世の騎士のような品格が残る。それが3人目の仮面の戦士ギラグだった。
ギラグ『さぁ、おっ始めようぜ!!!』
「「「デュエル!!!!」」」
ギラグ『このデュエルはバトルロイヤルルールで行う。三人それぞれが最初のターンを終わるまで攻撃できない。まずはオレのターンだ!!!』
『ドロー!!!』
○『オレは《ファイヤー・ハンド》を召喚!!ぬぐぐぐぐぐぐぐぐぐ、来い!!!《ファイヤー・ハンド》!!!』
《ファイヤー・ハンド》
☆4/炎属性/炎族/ATK1600/DEF1000
このカードが戦闘によって破壊された時、相手モンスター1体を選択して破壊する。
手の形をした不可思議なモンスター。ギラグはなんとそれ自身を自分の右手とリンクさせて一体化した。
ギラグ『貴様たちは、今後俺の全てを賭けて倒す!!骨も残さぬよう焼き尽くしてやる!!』
アストラル『自らモンスターを装着した!?』
遊馬「攻撃でもねぇのにすげぇ衝撃だ!」
鉄男「なんてヤツだ……」
○『オレはカードを1枚伏せてターンエンド!』
零「遊馬くん、ボクからいきます!」
遊馬「お、おう!」
零「ボクのターン、ドロー!!」
●「ボクだって遊馬くんのお役に立ちます!まずは守備固めだ!ボクは《シャイニング・ボンバー》を召喚!!」
《シャイニング・ボンバー》
☆/光属性/悪魔族/ATK 0/DEF1800
このカードが戦闘によって破壊された時、全てのプレイヤーに600ポイントのダメージを与える。
鉄男「アイツ……バカ……!」
小鳥「攻撃力0!?」
零「しまった!?うっかり攻撃表示で……」
ギラグ「こいつは傑作だ!攻撃力が0のモンスターを攻撃表示で召喚して、守備固めだと?」
零「遊馬くん、すみません……!」
遊馬「い、イイって!気にすんな!」
アストラル『遊馬、これは基本中の基本だぞ。もっとミスをした彼に―――』
遊馬「ミスなんて誰にでもある!オレにだって……」
零「遊馬くん!」
遊馬「ウジウジすんなって!失敗しても、かっとビングだ!真月!」
零「は、はい!」
アストラル『遊馬、今我々が相手にしているのはバリアンだ。このミスは、必ず後で響いてくる。』
遊馬「わかってる。だからオレが守る。自分からこの危険なデュエルに飛び込んできてくれた真月を――――!」
●「ボクはカードを1枚伏せてターンエンドです!」
遊馬「いくぜ!オレのターン、ドロー!!」
●「オレは、《ドドドバスター》を特殊召喚!!このカードは、自分フィールドにモンスターがいない時、レベルを2つ下げることで特殊召喚できる!!」
《ドドドバスター》
☆6→4
《ドドドバスター》
☆6/地属性/ATK1900/DEF 800
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、手札のこのカードを特殊召喚する事ができる。この効果で特殊召喚した場合、このカードのレベルは4になる。
アストラル『待て!バリアンの狙いはナンバーズだ!!今は守備を固めるんだ!』
遊馬「そんなことしてたら、真月が攻撃されちまう!」
アストラル『しかし……』
遊馬「オレは真月を守らなきゃいけないんだ!」
アストラル『…………』
小鳥「アストラル、なんだか凄く辛そう……。具合が悪いみたい…。」
●「さらにオレは、《ガンバラナイト》を召喚!!」
《ガンバラナイト》
☆4/光属性/戦士族/ATK 0/DEF1800
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、このカードの表示形式を守備表示にする事ができる。
零「レベル4のモンスターが2体!?」
ギラグ『――――――!』
「オレはレベル4の《ドドドバスター》と《ガンバラナイト》でオーバーレイ!!」
「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!!」
「現れろ!!《No.39 希望皇ホープ》!!!」
《No.39 希望皇ホープ》
ランク4/光属性/戦士族・エクシーズ/ATK2500/DEF2000
レベル4モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
(※アニメ効果)
遊馬「頼んだぜ、ホープ!!」
●「オレは、カードを1枚伏せてターンエンド!」
ギラグ『へっへっへ、早速ナンバーズのお出ましか。俺のターン、ドロー!』
○『俺は《アイス・ハンド》を召喚!!』
《アイス・ハンド》
☆4/水属性/水族/ATK1000/DEF1600
このカードが戦闘によって破壊された時、相手フィールド上の魔法・罠カード1体を選択して破壊する。
またしても現れたのは、手の形をしたハンドモンスター。今度は《ファイヤー・ハンド》を装備していないもう片方の手にギラグはモンスターをリンクさせる。
ギラグ『ぐうううううううううううううおおおおおおおああああああああ!!!』
遊馬『また自分の体にモンスターを……!?』
ギラグ『俺はレベル4の《ファイヤー・ハンド》と《アイス・ハンド》でオーバーレイ!!!』
『2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!!』
ギラグ『ぐおおおおああああ!!!この世の全てを握り潰せ!!!《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》!!!!』
《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》
ランク4/地属性/岩石族/ATK2000/DEF2000
レベル4モンスター×2
相手モンスターの効果が発動した時、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。このカードがフィールド上に存在する限り、そのモンスターの効果を無効にする。
(※アニメ効果)
遊馬「(来たか―――――!?オーバーハンドレットナンバーズ!)」
ギラグ『は、卑怯者の真月よ。アリトの仇を取らせてもらうぜ!』
零「ひ―――」
○『行けぇジャイアント・ハンド!!!《シャイニング・ボンバー》を叩き潰せ!!!』
●「ホープの効果発動!オーバーレイユニットを一つ使い、相手モンスター1体の攻撃を無効にする!!」
「“ムーンバリア”!!!!」
○『は!!ジャイアント・ハンドの効果発動!!相手モンスターの効果が発動した時、その効果を無効にする!!ホープの効果を無効にするぜ!!』
○『喰らえ!!!“モンスター秘孔死爆無惚(ひこうしばくむほう)”!!!!』
アストラル『ホープの効果が封じ込められた!?』
○『さらに、ジャイアント・ハンドがフィールドにいる限り、貴様のホープはモンスター効果を使えない』
遊馬「だが、攻撃力ならホープの方が上だ!!」
ギラグ『そう思うなら攻撃してみろ。その時がお前の最後だ。』
遊馬「なに!?」
アストラル『なんだと……?』
ギラグ『その時がくればわかるさ!!だぁが今は腐れ根性の卑怯者を叩き潰すのが先だ!!!さぁ、ジャイアント・ハンド!!今度こそ《シャイニング・ボンバー》を叩き潰せ!!』
零「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
零LP4000→2000
遊馬「真月!!」
零「大丈夫です!それより、ボクだってタダでやられないですよ!!」
●「《シャイニング・ボンバー》の効果発動!!このモンスターは、破壊された時、相手に600ポイントのダメージを与えます。」
○ 『は、罠発動《リフューズ・ハンド》!!!!このカードは自分フィールド上にハンドと名のつくモンスターがいる時発動し、自分が受ける効果ダメージを無効にする。』
《リフューズ・ハンド》
通常罠
自分フィールド上に「ハンド」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。自分が受ける効果ダメージを0にする。
零「え…」
ギラグ『《シャイニング・ボンバー》は破壊された時、全てのプレイヤーに600ポイントのダメージを与えるんだよ!』
零「す、全てのプレイヤーに……?そ、そんな……」
ギラグ「俺はジャイアント・ハンドがフィールドにいるためダメージを受けない。残念だったなぁ、はりきって効果を発動したのによぉ…」
零「うあああああああああああああ!!!」
遊馬「ぐああああああああああああああ!!!」
アストラル『あああああああああああああ!!!』
零LP2000→1400
遊馬LP4000→3400
小鳥「みんな!!」
鉄男「なんだよ……これじゃあ二人共ダメージの受け損で、相手は無傷だ…。」
遊馬「真月…大丈夫か?」
零「すみません、よかれと思ってやったんですが……」
遊馬「仕方ねぇよ、相手が1枚上わ手だったんだ……。」
アストラル『遊馬。』
ふと遊馬はアストラルの薄れつつある体を見て、事情を思い出しました。
遊馬「アストラル!?」
アストラル『やはり、このデュエル……彼を守りながら戦うのは……危険だ……。』
遊馬「でも……でも……、それじゃあ真月を見捨てろって言うのか!」
アストラル『遊馬、君の気持ちはわからないでもない。だが……』
遊馬「だがもしかしもねぇ!オレは真月を見捨てねぇぞ!!」
アストラル『――――――このままでは――――――あ……。』
どくん。鼓動が早鐘となってアストラルの体を駆け抜ける。なお止まらないダメージ。その痛みに、アストラルは意識を失って倒れた。
遊馬「アストラル……!?」
小鳥「アストラル!!!」
遊馬「おいアストラル!!!アストラル、アストラル!!!!!!!!!」
横目で見つめる視線の意味。そして、デュエルは次のステージへ。
次回、「Vの鼓動 超新生ホープレイV」
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