03/15の日記

12:48
第47話 「遊馬が棄権!?奪われた「かっとビング」」(アニメ:遊戯王ZEXAL)
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 デュエルは復讐の道具じゃない。



 諦めずにチャレンジする心。



 希望を。



 希望を。



 怨念因縁渦巻くWDC最終日、復讐を募らせ荒れるシャーク。優しさの中の家族の誓いを守るV。全ては守らなければならない者のため。


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 シャークの説得に身を挺しただけはあり、今度はVの元へ走る遊馬。もちろん、ナンバーズ同士の避けられない戦いもありますが、それ以上に優しい彼を縛っているのが一体何なのか、それを知る意味も遊馬にはありました。どんな主人公でも他人を心から気遣ってこそですね。

 まぁ相変わらずアストラルと言い合っているのは独り言にしか見えないハズなんですが・・・。




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 不穏な空気に辺りが包まれ、ついでに作画も不安定になります。小鳥たちと合流してみんなでワイワイVの指定した場所へ向かいます。背負う者が多いほど主人公格は強くなりますが、それにしても引き連れすぎでしょう。小鳥ちゃんとキャットちゃんだけでいいよ。うん。





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 一方、ハルトにした儀式で味をしめたトロンは今度はVに添い寝儀式(一人版)を実行。どこからパワーを与えているのかいまいち描写がわかりませんね。この世界は謎のパワーに満ち溢れています。
 個人的にこの添い寝スタイルはルパン三世TVスペシャルの「バイバイリバティー危機一髪」を思い出すのですが、どうせ誰もわからないので黙っておきます(じゃあ言うな)


 あのかわいい男の娘、もとい弟が叫びを上げながらピンク色に包まれる(深い意味は無い)光景に思わずXも顔を背けます。そのうち頬を染めてみた動画がうpされる予感。



「彼は苦しみに耐えた分の力を手に入れた」


 遊戯王は力に溺れたら終わりです。闇に落ちたり、外道になったり、ゾンビになったり、ホワイトになったり、覇王になったり、満足になったり、リアリストになったり、最終進化形態になったりと歴史的にみてもネタ扱いにされてしまうリスクを背負います。



 何を言ってるんだか自分でもよくわからないまま第47話「遊馬が棄権!?奪われた「かっとビング」」です。







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「遊馬、僕は君を倒すため、新たな力を得た」


 Vが指定した場所は、いつぞやのシャークとデュエルした建設中のハイウェイの一角でした。そこで背中を向けて立っていたVは、振り返りながら遊馬に(厨二的な意味で)言います。

 遊馬に出会って光を知った。だけど僕はそれと同じくらい深い闇を知っている。君が光なら僕は闇。どちらかを飲み込まなければいけない。この戦いはそのための戦いなんだ。


 家族を大切さを僕は知っている。だけど、それを奪われた悲しみは君なんかにはわからない。最後に笑うのは僕たち兄弟。



 彼は復讐の中で生きてきた。今更その生き方を否定はできない。取り返しがつかないのはわかっている。だから、ここから先は譲れない。復讐のためにはナンバーズが必要で、遊馬とアストラルは邪魔なんだ。


「デュエルディスク、セット!」



 絆があれば光がある。そこに希望がある。諦めなければきっと道は開ける。ライバルと、敵と、仲間と渡り合ってきた。守るための戦いなら場数は遊馬だって負けません。ハルトを守る、アストラルも守る。全部守る。二者択一じゃない、全部を守る希望の星に。



「「デュエル!!」」

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「先攻は僕が貰う、僕のターンドロー!」

 Vはトロンから得た力でアストラルの姿をその目に捉えます。遊馬が手ごわいのはアストラルがいるから・・・。



○「僕はフィールド魔法《先史遺産都市バビロン》を
発動!」


《先史遺産都市バビロン》
フィールド魔法
1ターンに1度、自分の墓地の「先史遺産」と名のついたモンスター1体をゲームから除外し、そのモンスターと同じレベルの「先史遺産」と名のついたモンスター1体を自分の墓地から表側守備表示で特殊召喚できる。


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 辺り一面古代バビロニア、かの英雄王が繁栄をもたらしたという世界最古の文明。そこは世界の中心であり全ての文明が集まっていた。


○「僕は《先史遺産 トゥーラ・ガーディアン》を特殊召喚!」


《先史遺産トゥーラ・ガーディアン》
☆5/地属性/岩石族/ATK1800/DEF 900
フィールド上に表側表示でフィールド魔法カードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。


「このカードはフィールド魔法が発動している時、手札から特殊召喚できる。」


○「さらに《先史遺産 ゴールデン・シャトル》を通常召喚!!」



《先史遺産 ゴールデン・シャトル》
☆4/光属性/機械族/ATK1300/DEF1400
1ターンに1度、このカードのレベルをエンドフェイズ時まで1つ上げる事ができる。
(※アニメ効果)


○「ゴールデン・シャトルの効果発動!1ターンに1度、このモンスターのレベルを1つ上げる!」

《先史遺産 ゴールデン・シャトル》
☆4→5


 エクシーズ召喚恒例の「レベル5のモンスターが2体!?」とアストラルが言ったところで。


「僕はレベル5のゴールデン・シャトルとトゥーラ・ガーディアンをオーバーレイ!」

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」


「現れよ!《No.33先史遺産−超兵器 マシュ=マック》!!」

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《No.33先史遺産−超兵器 マシュ=マック》
ランク5/光属性/機械族・エクシーズ/ATK2400/DEF1500
レベル5モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。1ターンに1度、フィールド上のモンスター1体の攻撃力が変化した時、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動することができる。変化した攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。



 巨大な天空都市、ということでどうも元ネタはマチュ=ピチュらしい。ついにマチュピチュがモンスターになる時代が来たのか、なんとなく劇場版ルパン三世「バビロンの黄金伝説」を思い出しますが、別に何も言いません(言いません)。

 そういえばマシュ=マックはなぜか他のナンバーズと違って変形がないんですけど・・・。都市はさすがにいじれないのかな。


○「僕はカードを1舞伏せてターンエンド。」


「さぁ、この僕を倒してみろ遊馬、君のデュエルで!」

「誰かを傷つけるためにデュエルするなんて、そんなのデュエルじゃねぇ!!そんなんじゃねぇんだ!!オレが父ちゃんから教わった、かっとビングは・・・。」

「かっとビング、残念だけどそれは君には使わせない!」

「!?」

 でもスルーして。

「いくぜV!オレのターン、ドロー!」


●「オレはモンスターを裏守備表示でセット!さらにカードを1枚伏せてターンエンド!」


 アストラルはVからただならぬ何かを感じ取っているようで遊馬にいつものように忠告。いつものようにわかっていた遊馬はとりあえず言われるがままに受身の構えをとります。


「僕のターン、ドロー!」

●「僕は手札から魔法カード、《パレンケの石棺》を発動!」


《パレンケの石棺》
通常魔法
自分フィールド上に「先史遺産」と名のついたカードが存在する場合に発動できる。自分のデッキからカードを2枚ドローする。

「このカードは、フィールド上に「先史遺産」と名のつくカードがある時、デッキからカードを2枚ドローする事ができる!」


●「そして僕は、通常魔法を発動したこのターン、手札からこのモンスターを特殊召喚する事ができる!現れろ!《先史遺産アステカ・マスク・ゴーレム》!!」


《先史遺産アステカ・マスク・ゴーレム》
☆4/地属性/岩石族/ATK1500/DEF1000
自分が通常魔法カードを発動したターン、このカードは手札から特殊召喚できる。


●「いけ!アステカ・マスク・ゴーレム!!」


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「“ペレンケ・ブロー”!!」


《先史遺産アステカ・マスク・ゴーレム》
ATK1500



DEF1500
《ゴゴゴゴーレム》



 お互いの戦闘数値は同じ、なのでダメージも破壊も発生しません。


●「僕の狙いはそこじゃない!僕は《先史遺産カブレラの投石機》を通常召喚!」


《先史遺産カブレラの投石機》
☆4/地属性/岩石族/ATK 0/DEF1800
このカードが自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する時、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。自分フィールド上のモンスター1体をリリースする事で、このターンのエンドフェイズ時まで、選択したモンスター1体の攻撃力は0になる。この効果を発動した後、このカードの表示形式は守備表示になる。


「カブレラの投石機の効果発動!!自分フィールドのモンスター1体をリリースする事で、相手モンスター1体の攻撃力をエンドフェイズまで0にする!」


「《ゴゴゴゴーレム》!?」


《ゴゴゴゴーレム》
ATK1800→0


『不味いぞ、このコンボは・・・』


●「この瞬間、マシュ=マックの効果発動!」

「マシュ=マックはモンスターの攻撃力が変化した時、1ターンに1度オーバーレイユニットをひとつ使い、その変化した攻撃力分だけ、相手プレイヤーにダメージを与える!!よって1800ポイントのダメージだ!」


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「“インフィニティ・キャノン”!!!」


「うあああああああああああああああああ!!!」


遊馬LP4000→2200

「カブレラの投石機は、効果を使用した事で守備表示になる。これで僕はターンエンド。」


 マシュ=マックを巧みに使ったバーンコンボ。なおかつこちらの攻撃力を無力化してくるので厄介です。


「オレのターンドロー!」

●「オレは《ガガガマジシャン》を召喚!」


《ガガガマジシャン》
☆4/闇属性/魔法使い族/ATK1500/DEF1000
1ターンに1度、エンドフェイズ時まで、このカードを1〜8までの任意の数値にする事ができる。
(※アニメ効果)

『装備魔法を発動だ!』

●「うるせえわかってんだよ!装備魔法《バウンド・ワンド》を発動!」



《バウンド・ワンド》
装備魔法
魔法使い族モンスターにのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は装備モンスターのレベル×100ポイントアップする。このカードを装備したモンスターが戦闘によって破壊された場合、バトルフェイズ終了時にそのモンスターを自分の墓地から特殊召喚する事ができる。


●「オレは、《ガガガマジシャン》のレベルを8にする!」

《ガガガマジシャン》
☆4→8
ATK1500→2300


●「よっしゃ!《ガガガマジシャン》、《カブレラの投石機》を攻撃!」

○「その攻撃は読めていたよ、罠発動!《コスタリカン・ストーン・ボール》!!」


《コスタリカン・ストーン・ボール》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。相手モンスター1体の攻撃を無効にする。その相手モンスター1体は次の相手のバトルフェイズ終了時まで攻撃できない。


 確かコスタリカに落ちてた限りなく球に近い(歪みがない玉)石だっけか。


「何!?」

「このカードは相手モンスターの攻撃を無効にし、さらにそのモンスターは次の君のターン、攻撃できない!」

「《ガガガマジシャン》!?」


 Vの挑発、そしていちいち横で指示するアストラルにイライラし出す遊馬。それでも言われた通りにやるのはいい子ですね。


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「この瞬間、《ガガガマジシャン》の効果はなくなり、《バウンド・ワンド》で上がった攻撃力も元に戻る。」


《ガガガマジシャン》
☆8→4
ATK2300→1900



「僕のターン、ドロー!」

○「僕はフィールド魔法《先史遺産都市バビロン》の効果発動!」


「1ターンに1度、自分の墓地の「先史遺産モンスター」1体を除外し、同じレベルのモンスター1体を墓地から特殊召喚できる。僕はゴールデン・シャトルを除外!さぁ、墓地からアステカ・マスク・ゴーレムを引き釣り出せ!!」


 なぜか演出で《カブレラの投石機》に引き釣り出されるマスク・ゴーレムさん。そして、再び投石機の玉としてリリースしてしまう・・・。


 父からもらった大切なカード。それを駒とまで言い出すV。このアニメを見ている決闘者は「別に戦略なんだからいんじゃね?」と思っていると思いますが、ここは遊馬に感情移入して、そんな非道い事はやめろと声を大にして言いたい。

 しかし前回と比較してしまうと、このギャップはやっぱり怖いですね。ゴールデン・シャトルを蘇生して玉にしたほうがまだ良かったか?


「行け!!《カブレラの投石機》!!」


『この瞬間を待っていた!!《ガガガラッシュ》だ、遊馬!!』

「そ、そうか!!」

●「罠発動!《ガガガラッシュ》!!!」


《ガガガラッシュ》
通常罠
自分フィールド上の「ガガガ」と名のついたモンスターが相手モンスターの効果の対象になった時に発動できる。その相手モンスターの効果を無効にし破壊する。その後、破壊したモンスターの攻撃力と守備力の内、高い方の数値分のダメージを相手ライフに与える


「このカードは、《ガガガマジシャン》がモンスター効果の対象となった時、その効果を無効にして破壊する!!そして破壊したモンスターの攻撃力か守備力、どっちか高い方の数値分、相手にダメージを与える!!」


 アステカさんを投げ返すガガガ先輩。


「うわああああああああああ!!!」


VLP4000→2200


 なんというバーン合戦・・・。


 Vは冷静でマシュ=マックの効果も割れている。ならばとってくる戦法も読みやすい。少なくとも、遊馬よりは。とはアストラルの談。

『このまま勝つぞ、遊馬!』


 だけど遊馬はこのまま勝っただけじゃだめな事を知っています。勝ったところでVの復讐心が増すだけ。なんとかシャークと戦った時のように思いを伝えなければ・・・。


「遊馬のかっとビングにアストラルの高等戦術・・・。2人の力は、僕の上を行くというのか・・・?」

 視聴者はそこまで考えた事ないのでなんだか逆に新鮮な感じです。未だにかっとビングがなんなのかはよくわからないですし。


 そして一段落したところで遊馬の説得フェイズです。しかし、トロンによって力を増大させたVは、遊戯王恒例の力に溺れるが発動。それまでの自分を捨てて機械のようにただただ目的のために戦い続けてしまう。


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「君にはわからない。仲間に囲まれ、幸せでいる君には・・・。本当に苦しい時や悲しい時、誰にもそばに居てくれなかった僕の気持ちは・・・。やっと取り戻した僕の家族、ボロボロだった・・・すっかり歪んでいた・・・でもそれでも僕は守りたいんだよ!!!!!」

「遊馬、ウザいんだよ!!!目障りなんだよ!!!君のいちいちが!!!!」


 紋章が輝く、負の感情、負の力、負の心。復讐を糧に、憎しみを増大させ、そして・・・。


「V!!!?」


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「闇に落ちろ遊馬!!!」


 いきなり「王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)」で出てきそうなマケドニアの兵士風コスチュームに身を包んだVの手から光が解き放たれて遊馬に直撃して意識を失って王の鍵が消えてかっとビングまで消えました。





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 え?









 心を侵略する。「遊馬、諦めるな、■■■■■■だ」


 体を蝕む。「やだよ。怖いもん。わかるよ。やらなくったって。」


 思いを消し去る。「何か。とても。大切なものが・・・。」



 あの時、シャークに立ち向かえたのはアス■ラ■がいてくれたから。


 あの時、母親に縛られたフウヤを救えたのはか■■■■グがあったから。


 あの時、カイトと向き合う事ができたのはア■■■ラ■がいたから。


 ア■■■■■がそばにいてくれたから。

 か■■■■■があったから。

 ■■■■■がいたから。

 ■■■■■■があったから・・・。


 カイトが怖い、ハルトが怖い、ナンバーズが怖い。友だちも、家族も、■■■■■も、自分自身も。



 大切な何かを守って。


 でももしそれが最初から無かったら。


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「怖い、怖い。僕どうして・・・こんなデュエルを・・・?」

『―――!!・・・!――――!!!』


 誰かの声が聞こえる。名前も知らない誰かの声が、どこからか。


「無理に決まってる・・・こんな・・・勝てるわけがない。」


「無駄だ。彼の心から■■とビ■■は消えた。遊馬にはもう君は見えない。」


『―――――!!!・・・―――!!!』


 大切な何かがそこにあるような気がする。でも、それはいらない。ただただ、怖い。


「君に邪魔はさせない!!!遊馬、君の記憶からかっとビングは消えた・・・君には■ス■■■も、皇の■も見えない。もはや僕の敵じゃないのさ」





○「いけ!!マシュ=マック!!《ガガガマジシャン》を攻撃!!!」


《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》
ATK2400


×
ATK1900
《ガガガマジシャン》


「うわあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」


遊馬LP220→1700


 全身に痛みが走る。かつてない痛み。デュエルはこんなに怖かったっけ。もう何も思い出せない。



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『――― ――――!!!』


 ただただ遠くで声がする。懐かしいような。遠いところから。


「絶望の中で君には消えてもらう。」



 闇の中で笑う声がする。あんなに泣いていたのに。あんなに悲しいのに。その笑い声は冷たくて、とても残酷だった。


20120315120859





 遊戯王ZEXAL。




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次回、「アストラル、死す・・・!?」











 あ、CMで小鳥役の小松未可子さんが「スターターデッキ2012」の宣伝をしていました。彼女はデュエル初心者風に言っていますが、代行天使使いです。
 

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