02/22の日記

12:14
第44話 「運命の分かれ道!デュエルを捨てた遊馬!」(アニメ:遊戯王ZEXAL)
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 奇跡。それはどの程度か。



 希望。それはどの程度か。



 復讐。それはどの程度か。



 様々な思いが交錯したトロン城での戦い。VとWのタッグが織り成す先史遺産とギミック・パペットの猛攻。対してハルトを救うという共通の目的の元に臨時タッグを組んだ遊馬とカイト。カイトはハルトを心配し、遊馬はハルトも心配しつつ、それを心配するカイトを心配しています(ゲシュタルト)。


 圧倒的ピンチなその時、トロンの添い寝に抗って最後の力をカイトに託すハルト。それは、ハルトが兄にキャラメルを渡して元気づけようとしたそれに他ありません。相変わらず説明できないハルトの力はカイトに流れ、結果《超銀河眼の光子龍》という破格のモンスターエクシーズを誕生させました。


 その無駄に豪快な効果を持ってカイトはVとWに逆転。勝利と共にハルトの力は薄れていきます。カイトは必死でハルトの居場所を聞きますが、素直に答えてくれるようなファンサービスは受け付けていません。しかし、カイトも目が座っているのでいつここでヤらかしても不思議ではありません。


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 体力も残り少ない中で、フォトンの力を使ってWの魂ごとナンバーズを回収しようとしますが、逆にWの手の甲に浮かぶ紋章の力に弾き返されてしまいます。この世界はARビジョンから始まって、オービタルの時間停止、ゴシュドロのワープと不思議な力で満載です。

 アストラルも久々にナンバーズ回収の仕事をしようとしますが、無意識の中Vの紋章によって弾かれ、その衝撃でVに一瞬だけ姿を見られてしまいます。別に今更見られても対した影響は・・・。


 Wが最後に捨て台詞を吐きながらトロンに《次元幽閉》されて離脱。遊戯王キャラは異次元・異世界が大好きですね。

「ハルト!!・・・あ、・・・・あなたは・・・・」


 そこにパイプオルガンのBGMを纏ってX(ブイ)が登場。ステンドグラスの影からハルトを抱えてきました。しかも、カイトとは顔見知りの様子。言動から察すると昔尊敬していた先輩・・・的な?


 そしてXは直接渡すのがかったるいのか、紋章の力でハルトを「親方、空から女の子が!」システムでカイトの元へ。

 「心配ない。彼は生きてはいる。だが、力を使い切ってしまった。そう、残っている力を全て君に与えてしまった。」


 木馬も負けない弟愛で得られた勝利ですが、その力のせいでカイトはハルトが意識を失っていると思ったようです。というかXは一番大事な「ハルトの力は私たちが奪った」という事を伏せていますね。

 さらにXは遊馬に対して父親である九十九一馬の名前を口にします。


「君の父さんは生きている。アストラル世界で・・・。」


 一馬は確かどっかの辺境でクレパスに落ちた際にアストラル世界につながった空間で何かと出会い、そこで鍵を見つけた。その後の消息は不明だったハズだが・・・。


 明かされる真実、渦巻く陰謀。その中心は、アストラルの故郷、アストラル世界。






第44話「運命の分かれ道!デュエルを捨てた遊馬!」






 父ちゃんに会う
→アストラル世界に行く
→アストラルの記憶を取り戻す
→ナンバーズを集める
→ハルトが救えない。


 ハルトを救う
→ナンバーズを集める
→ハルトを治す
→ハルトがアストラル世界を滅ぼす
→父ちゃんに会えない



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 遊馬の中で、今この2つの選択肢が激しくぶつかり合っていました。アストラルは友達だ、自分にできることなら助けたい。でもカイトにハルトを救うと約束をしたのに、結局ハルトは・・・。全ての事情を知った今の遊馬にはとても重い選択です。



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 一方、荒れるハートランド。ゴーシュとドロワに遮られ、カイトは反抗心剥き出しです。ですが、自分がそばにいても何もできないとドロワに言われ、それで納得するカイト。そして、ゴーシュには遊馬がオリジナルのナンバーズを持っている事をなぜ黙っていたと問いただされますが、結局「あいつは俺の獲物」とお互い一歩も譲りません。




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 そして遊馬がとった行動。それは父親の後を追って家を出る事でした。父ちゃんに会うにはここままじゃいけない。ハルトもカイトもナンバーズも・・・今はまだわからない、でも今は父ちゃんに会えれば・・・。



「じゃったら・・・デュエルカーニバルはどうする?」


 それを止めたのは、決闘庵の六十郎。いつぞや《青眼の究極竜》から《融合解除》で《青眼の白龍》×3をしてきた破天荒なじっさまです。どうやら、最近の遊馬の様子を察したばぁちゃんが呼んでくれたとか。



 ここで今出て行く事はデュエルを捨てるという事。そんな簡単にデュエルは捨てられるものじゃない。そんな簡単に見捨てる事はできない。そういえば、かつての機甲忍者を使っていた闇川も、六十郎の前でデュエルを捨てて去っていったんでしたっけ。今の子供たちに聞かせてやりたいですなぁ。


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 デュエルを捨てるなら、このワシを倒して行け!という事で闇川の時と同じようにデュエルです。


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「「デュエル!!」」



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「素晴らしい!!」


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一方、早速溢れる力に酔いしれるトロンはその謎パワーで、自室の床をバキバキにまくり浮かせて天井を歪ませていました。どの程度に何をする力なのか未だに不明なんですけど。なんとなくスーパーサイヤ人みたいな事はできそうです。



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遊馬LP3800
六十郎LP500


●「オレのターン、ドロー!」


●「オレは《ガガガガール》を召喚!」


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●「《ガガガガール》!裏守備モンスターを攻撃!」

「“ガガガプッシュ”!!」


○「罠カードオープン!《聖なるバリア−ミラーフォース−》!!」


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《聖なるバリア−ミラーフォース−》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。相手フィールド上に存在する攻撃表示モンスターを全て破壊する。


 今までZEXALで出てきた最強上位互換罠を六十郎は使ってきました。


「オレのモンスターが・・・全滅!?」


「決着を焦る余り、相手の伏せカードをかろんじるとは・・・」


●「けっ、でもまだまだオレの方が有利だぜ。ターンエンド!」


○「ふ。じゃワシのターン。ドロー。」


○「ワシは《クィーンズ・ナイト》を反転召喚!」


《クィーンズ・ナイト》
星4/光属性/戦士族・通常ATK1500/DEF1600
しなやかな動きで敵を翻弄し、相手のスキを突いて素早い攻撃を繰り出す。


○「さらに手札から《キングス・ナイト》を通常召喚じゃ!」


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《キングス・ナイト》
☆4/光属性/戦士族/ATK1600/DEF1400
自分フィールド上に「クィーンズ・ナイト」が存在する場合にこのカードが召喚に成功した時、デッキから「ジャックス・ナイト」1体を特殊召喚する事ができる。


『キング、クィーン・・・まさか』


○「まだまだ終わらんぞぉ!キングとクィーンのナイトがフィールドに揃った時、デッキからジャックのカードをフィールドに出すのじゃ!」


 え?レモン?


《ジャックス・ナイト》
☆5/光属性/戦士族・通常/ATK1900/DEF1000
あらゆる剣術に精通した戦士。とても正義感が強く、弱き者を守るために闘っている。


「一気にモンスターが3体!?」


『やはりな・・・。』


○「最後の仕上げじゃ!手札から魔法カード《融合》を発動!絵札の三剣士を融合せよ!」


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《融合》
通常魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。


○「いでよ!!究極融合剣士《アルカナ ナイトジョーカー》!!!」


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《アルカナ ナイトジョーカー》
☆9/光属性/戦士族・癒合/ATK3800/DEF2500
「クィーンズ・ナイト」+「ジャックス・ナイト」+「キングス・ナイト」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。フィールド上に表側表示で存在するこのカードが、魔法カードの対象になった場合は魔法カードを、罠カードの対象になった場合は罠カードを、効果モンスターの効果の対象になった場合はモンスターカードを、手札から1枚捨てる事でその効果を無効にする。この効果は1ターンに1度しか使用できない。


「攻撃力3800!?嘘だろ・・・」


「これで逆転じゃ!!行け!《アルカナ ナイトジョーカー》!!遊馬めにダイレクトアタック!!」



「うわあああああああああああああ!!!」



遊馬LP3800→0




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 ライバルを捨て、友も捨て、何も失いたくないから逃げた。デュエルを捨てて・・・。


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 だが、デュエルは全て答えを知っている。デュエルの先に答えはある。だから、デュエルを捨てる事は、家族を、自分を、相棒を、両親を見捨てる事になる。


「じいちゃん・・・オレやっぱりデュエルが大好きだ!!」


 デュエルが好きなら、その先に・・・きっと・・・。





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 当面の目標はWDCを勝ち進む事。なぜなら、アストラルの話にもあった「カイトの黒幕はハートランド」という事に遊馬は気づきます。ならば、このまま勝ち進んでいけばいつか会える。そしたら、カイトとハルトを解放して、ついでにナンバーズも・・・。


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 さらに、六十郎の話は、ハートランドのさらに裏に「ドクター・フェイカー」という人物の存在を遊馬たちに示唆します。しかもばあちゃんの話では、そのドクター・フェイカーが九十九一馬がガイドとして最後に引き受けた人物なのだとか。


 ならば、カイト・ハルト、ミスター・ハートランド、ドクター・フェイカー。運命のマスターピースは確実に揃いつつあります。



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 そして、カイト、ゴーシュ・ドロワ、さらにV、W、X、トロンにまでその存在を知られてしまった遊馬たち。Vが見たアストラルの姿、トロンの復讐もまた、着実に迫っていた。


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「う〜ん?」

『そのカードを入れるのなら、さっきのは必要ないな。』

「うっるせぇな!いるんだよ、いるって言ったらいるの!!」

『ならば、そこの罠でカバーした方がいい。』

「・・・・・・・・・・・・・・・・そこのってどれ?」

『そこだそこ。それ。』

「アストラル、勝つぞ!」

『もちろんだ』



 決意を胸に、少年たちは、家族と友を救う戦いに備える。


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次回、「遅れてきた強敵!ロビンVSゴーシュ!!」





 次回は正義の大盤振る舞い!!なノリだぜ!!



 

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