09/20の日記

13:17
第24話 「魂のエクシーズ召喚!ZEXAL」(アニメ:遊戯王ZEXAL)
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 魂は求める。



 力を求める。



 零から始まる。



 禁じられた門の先に。



 一番大事なモノを失って。



 力を求める。



 魂を求める。










「アストラル!アストラル!!どこだ!アストラル!」


 右京先生が開けてくれたゲートをくぐり、遊馬はデッキから感じるアストラルの気配を頼りに通路を走ります。


『コレイジョウ、行カセンデス!!』


 一方、カイトに置き去りにされて留守番食っていたスクラップ寸前のロボットは、突然の侵入者の撃退に当たっていた。


『助ケテ頂戴!オイラの兄弟!“オービタル5”、“6”!!』


『ポチ。』








「な・・・なんだありゃ!?」

 遊馬たちの行く手を遮るのはトランスフォーマーに影響されたかのような、変形しつつ現れたゴリラ型とクモ型のロボット。恐らくオービタル7の亜種として侵入者撃退用に配置されているのだろう。新手の「D(ディフォーマー)」ですね。

「どうみても歓迎してる感じじゃないわね・・・。」


 4人とも(委員長は除くが)けっこうな身体能力で5、6と渡り合う。遊馬はジャンプキックで何百キロあるかわからないゴリラを蹴り飛ばしたり、鉄男はタックルしてクモをはじき飛ばしたりしてました。


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 シャークさんも蹴りだけでオービタル7をロッカーに叩き付けていたのでこの世界の子どもといえど侮れませんね。


「遊馬!行け!」

「え―――?」

「ここは俺たちがなんとかする、先に行くんだ!」

「でも―――」


 このまま自分だけ行っていいものかと迷う遊馬でしたが、こういう事に不向きな委員長も靴を投げてゴリラたちを気を引き、遊馬の背中を押します。


「キャットビングよ、委員長。」

「う、うん――――。遊馬くん、行って下さい!!」


 キャットちゃんは、学校と校外ではキャラが全然違うんですね。


「しっかり。遊馬。」

「みんな・・・。」


 みんなの覚悟を受け取った遊馬は、鉄男たちに背中を預け一人通路の奥へ走ります。


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「トドのつまり、お前たちなんかに捕まるもんか!」















「これで貴様のライフは、俺の半分。さぁ、どうする?」


カイト:LP4000
アストラル:LP1900


 一方、飛行船内での大量ナンバーズを賭けた勝負は続く。勝負を絶対的に支配するカイトはアストラルを睨み付けますが、前回でかっとビングに気づいたアストラルはめげずにカイトをにらみ返します。


○「俺はカードを1枚伏せてターンエンド。」


「どうした?まさかもう手詰まりではあるまいな?」

 万全の布陣で相手を圧倒するカイトに慎重になりすぎたアストラルは、何事にも恐れない遊馬のデュエルスタイルを思い出します。

●『―――っわたしのターン。ドロー!』


(カイトに守りは通用しない。遊馬―――君ならどうする・・・。)





「くっそぉ!開けろよ!開けろ!」


 そんな遊馬も通路の先で再び開かずの扉にぶつかります。なんとか横の端末を操作して、ロックを解除しようとします。しかし、その時、なかなか侵入者を捕らえられないオービタル7が直接遊馬の元へ向かいます。










「ふふ、どうした?貴様のターンだぞ?」


(答えは分かりきっている―――。“かっとビング”だな、遊馬―――!!)


●『ワタシは《ズババナイト》を召喚!』


《ズババナイト》
☆3/地属性/戦士族/ATK1600/DEF 900
このカードが表側守備表示のモンスターを攻撃した場合、ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。


●『さらにワタシは手札1枚を墓地に捨て《コロボックリ》を特殊召喚!』



《コロボックリ》
☆1/地属性/植物族/ATK 200/DEF 400
手札を1枚を墓地へ送り、手札のこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
(※アニメ効果)


●『そして、魔法カード《投下交換》を発動!』


《投下交換》
通常魔法
自分フィールド上に存在するモンスターを2体以上選択し、墓地に送る。選択したモンスターのレベルの合計と同じレベルのモンスター1体を手札から特殊召喚する。


『このカードはフィールド上の2体のモンスターを墓地へ送り、その合計分のレベルのモンスターを手札から特殊召喚する!!レベル3の《ズババナイト》とレベル1の《コロボックリ》を墓地へ送り、《カゲトカゲ》を特殊召喚!!このモンスターは通常召喚できず、手札から特殊召喚しかできない。』



《カゲトカゲ》
☆4/闇属性/爬虫類族/ATK1100/DEF1500
このカードは通常召喚できない。自分がレベル4モンスターの召喚に成功した時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
(※アニメ効果→OCGでは不可能)

「レベル4のモンスターが2体・・・。」


『ワタシは《ゴゴゴゴーレム》と《カゲトカゲ》をオーバーレイ!!』

『2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!』



『エクシーズ召喚!!現れろ《No.39 希望皇ホープ》!!!』

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《No.39 希望皇ホープ》
ランク4/光属性/戦士族・エクシーズ/ATK2500/DEF2000
レベル4モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
(※アニメ効果)


 飛行船の中で輝く希望の光。しかし、忍び寄る銀河はすぐそこまで来ていた。




「くっ、待ってろよアストラル。必ず助け出してやるからな!」

 一方、端末をいじっていた遊馬はカイトと謎の少年のほのぼのした写真をなぜか開いてしまい、カイトの秘密に気づく。写真の中のハルトは今のとは別人なくらい笑顔でカイトに微笑んでいた。


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「これってカイト・・・。もう一人は・・・一体・・・。」


 その時、デッキケースが光り遊馬は第1話のあの皇の扉の前に飛ばされる。


「これは―――。」

〔オマエとのケイヤクをゾッコウする。〕


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「契約?」

〔このトビラをヒラくモノはアラたなチカラをエる。しかしそのモノはダイショウとしてイチバンダイジなモノをウシナう。〕

「―――。」

〔だが・・・そのケイヤクをジャマするモノがいる。〕

「え・・・。」

〔オマエのチカラでソレをハイジョしろ。このトビラのナカにトビコみゼアルのチカラをテにしろ。オマエにそのカクゴがあるナラバ――――。〕















ナンバーズ24「魂のエクシーズ召喚!ZEXAL」


「現れたか。ナンバーズ!」


●『行け!「希望皇ホープ」!《フォトン・レオ》に攻撃!!』


「“ホープ・剣・スラッシュ”!!!」


「ぬぁあ!!」


カイト:LP4000→3600



○「ふ、読めているぞ!!貴様の手の内は!!罠発動!《アーマード・バック》!!」


《アーマード・バック》
通常罠
装備魔法カードを装備したモンスターが破壊された時に発動する事ができる。そのモンスター1体を墓地から特殊召喚し、そのモンスターに装備されていた装備カードをそのモンスターに装備し直す。このターン、この効果で特殊召喚したモンスター1体は破壊されない。


「このカードは、装備魔法を装備しているモンスターが破壊された時、破壊される前の状態で復活される!!」


○「蘇れ!!《フォトン・レオ》!!」


《フォトン・レオ》
☆6/光属性/獣族/ATK2100/DEF1100
このカードが召喚に成功した時、相手の手札を全てデッキに戻しシャッフルする。その後、相手はデッキに戻した枚数分のカードをドローする。


『《フォトン・レオ》を復活させたか・・・。』

(「銀河眼」は攻撃力2000以上のモンスター2体を素材にするモンスタ−・・・。来るのか?)

『ワタシはカードを1枚伏せてターンエンド!!』




「ゼアルって・・・。」


 ゼアルという謎の言葉を聞いた遊馬は、再び端末の前に戻されます。


『モウユルサナイデアリマス!!』

 あの時の門の声にきょとんとしているうちに扉の向こうからオービタル7がやってきました。

『モウカンネンスルデアリマス!!』


「お前は確か・・・。」

『オービタル7デアリマス!!』


 いきなり変形してスリムになったオービタル7。


「うおぉああ!!」


『ワタシノターンデアリマス!ダイレクトアタックデアリマス!!』

両手のドリルで遊馬を壁ぎしに追い詰めるオービタル7。


『ウオ!!?ヌケナイデアリマス!!シバラクアナタノターンデアリマス!!』


 しかし、壁にドリルが刺さったまま抜けなくなり、その隙に遊馬は開きっぱなしの扉を抜けて一番奥へ走ります。









○「俺のターン、ドロー!!」


○「俺は《フォトン・サークラー》を召喚!!」



《フォトン・サークラー》
☆4/光属性/魔法使い族/ATK1000/DEF1000
このカードが攻撃された時に発生するプレイヤーへの戦闘ダメージは半分になる。


『《フォトン・サークラー》の攻撃力は1000。これなら、「銀河眼」は特殊召喚できない・・・。』


「それはどうかな?」

『!?』

○「俺は《フォトン・レオ》に装備してある《フォトン・スピア》の効果発動!!」





《フォトン・スピア》
装備魔法
このカードは「フォトン」と名のついたモンスターにしか装備できない。装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が越えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。装備モンスターが特殊召喚の為にリリースされる場合、そのモンスター1体で2体分のリリースとする事ができる。


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「《フォトン・スピア》を装備したモンスターを特殊召喚の素材とする時、2体として扱える。」

『何!?』

「見せてやる!俺の魂を!!!」



 光の粒子が一点に凝縮する。


「降臨せよ!光の化身!《銀河眼の光子竜》!!!」

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《銀河眼の光子竜》
☆8/光属性/ドラゴン族/ATK3000/DEF2500
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に存在する攻撃力2000以上のモンスター2体をリリースし、手札から特殊召喚する事ができる。このカードが戦闘を行う場合、その戦闘を行う相手モンスター1体とこのカードをゲームから除外する事ができる。この時、除外した相手モンスターがモンスターエクシーズだった場合、そのエクシーズ素材を全て墓地に送る。この効果で除外されたモンスターはバトルフェイズ終了時にフィールド上に特殊召喚される。この時、このカードの攻撃力は、この効果で墓地へ送ったエクシーズ素材の数×500ポイントアップする。
(※アニメ効果)


『ついに現れたか、《銀河眼の光子竜》・・・。』



○「「銀河眼」、「ホープ」に攻撃!!!」



「“破滅のフォトンストリーム”!!!」


「「銀河眼」の効果発動!「銀河眼」がバトルする時、その2体を除外する。」


『くっ・・・。』


「これで貴様のフィールドはガラ空きだ!!」


○「行け!《フォトン・サークラー》、ダイレクトアタック!!!」

『ぐ―――!!』


アストラル:LP1900→900


「バトルが終わった時、「銀河眼」と「ホープ」はフィールドに復活する。そして、「銀河眼」の効果により、「ホープ」のオーバーレイユニットを吸収!吸収したオーバーレイユニット1つにつき、「銀河眼」は攻撃力を500ポイントアップする!!」


《銀河眼の光子竜》
ATK3000→4000


『攻撃力4000・・・。』


○「さらに手札から速攻魔法《ギャラクシー・ストーム》発動!!」



《ギャラクシー・ストーム》
速攻魔法
エクシーズ素材の無いモンスターエクシーズ1体を選択して破壊する。



「このカードはエクシーズ素材がゼロのモンスターエクシーズ1体を破壊する!!消えろ「ホープ」!!」



●『罠発動!!《エクシーズ・リフレクト》!!』



《エクシーズ・リフレクト》
カウンター罠
自分フィールド上に存在するモンスターエクシーズ1体がカード効果によって破壊される場合に発動する事ができる。その効果を無効にし、相手ライフに800ポイントダメージを与える。

『このカードは、モンスターエクシーズが効果によって破壊される時、その効果を無効にし、相手に800ポイントのダメージを与える!!』


「何・・・ぐああ!!」


カイト:LP3600→2800


「やるな・・・だがこの程度のダメージ・・・。」

「忘れたのか!?「銀河眼」の前では「ホープ」は無力!!」


『まだだ!!まだワタシの“かっとビング”は終わってはいない!!』



●『ワタシのターン、ドロー!!』

『見せてやろう!!真の「ホープ」の姿を!!』


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『ライフポイントが1000に満たない時、フィールドの「ホープ」を素材として』

『“カオスエクシーズチェンジ”!!』


『現れよ!!「CNo39」!!希望の力、混沌を光に変える使者、《Cno.39 希望皇ホープレイ》!!!』

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《CNo.39 希望皇ホープレイ》
ランク4/光属性/戦士族/ATK 2500/DEF 2000/
自分のライフが1000以上の場合、このカードはエクシーズ召喚できない。自分フィールド上に存在する「No.39」と名の付くモンスター1体をこのカードのエクシーズ素材として特殊召喚することができる。 このとき「No.39」と名の付くモンスターのエクシーズ素材をこのカードのエクシーズ素材とする事ができる。このカードは「No.」と名の付くモンスターとの戦闘でしか破壊されない。 このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する。このカードの攻撃力を500ポイントアップし、相手モンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンする。



「ば・・・ばかな・・・。「CNo」だと・・・。ナンバーズにこんな力があるのか・・・。だが攻撃力は「銀河眼」の方が勝っている!!」

『ワタシの狙いは「銀河眼」ではない!!』

●『「希望皇ホープレイ」の効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、このターン「ホープレイ」の攻撃力を500ポイントアップする!!』


「“オーバーレイ・チャージ”!!!」


《CNo.39 希望皇ホープレイ》
ATK2500→3000



『さらにその時、相手モンスターの攻撃を1000ポイント下げる!!ワタシは《フォトン・サークラー》を選択。』


《フォトン・サークラー》
ATK1000→0


●『行け!「ホープレイ」!!《フォトン・サークラー》に攻撃!!』

「“ホープ剣カオススラッシュ”!!!」





「うわああああ!!!」








『仕留めたか・・・。』





カイト:LP2800→1300



『何!?なぜだ!』


「残念だったなぁ、貴様が破壊した《フォトン・サークラー》は攻撃された時に発生するダメージを半分にする効果を持つ!」


(今の攻撃を持ちこたえたのか・・・。)


●『ワタシはカードを1枚伏せてターンエンド!!』

○「これで形勢逆転だな。俺のターン、ドロー!!」


○「「銀河眼」の前に消え去れ!!」


「“破滅のフォトンストリーム”!!!」


●『罠発動!《潔癖のバリアークリア・フォースー》!!』



《潔癖のバリア−クリア・フォース−》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。このターンのバトルフェイズ時、相手フィールド上に存在する全てのモンスターの攻撃力は、魔法・罠・モンスター効果による攻撃力の変化を無効にして元々の攻撃力に戻る


『このカードは、相手モンスターが攻撃してきた時、相手モンスターの攻撃力を元々の攻撃力に戻す!!「銀河眼」の元々の攻撃力は3000、よってワタシへのダメージは500だっ!!』


『ぐうぅ―――!』

アストラル:LP900→400


「くっ、仕留めそこなったか。だが貴様のライフは僅か400。いかに「ホープ」が真の姿を現そうと、これで終わりだ。」


 ライフも気力も残り僅か。毎回命が懸かっているだけにアストラルの消耗も激しい。

 命が尽きるのが近い証拠に光り出す体。「ホープ」にはもう、残された力は無い・・・。


『遊馬・・・。』











「あ!皇の鍵・・・・。」


 その頃ようやく鍵がある広間に到着した遊馬。中央の装置に輝く鍵を見つけます。




(くっ、カイト―――。やはり、この男には勝てないのか・・・。)


(遊馬・・・お別れだ・・・。)


 常にクールに遊馬と接してきたアストラルだったが、ここまで来て初めて涙を流す。しかし、その時皇の鍵がアストラルと遊馬に反応する。


(なんだ・・・・これは・・・!)


「ここは・・・。」


 再び導かれた皇の扉。


『サァ、トビラのナカへトビこめ。このトビラのナカへトビこみ、アラタなチカラをテにいれろ。だが、そのモノはダイショウとして、イチバンダイジなモノをウシナう。オマエにそのカクゴがあるか・・・?』



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 心の中に囁く低い声が、扉の向こう側へ導く。













「アストラルううううう!!!!」


『遊馬・・・遊馬なのか・・・!?』


「あぁ!お前・・・大丈夫なのか?デュエルが始まってんだろ?」


『遊馬、残念ながらワタシのライフは風前の灯火だ・・・。』


「よし、待ってろ!今お前のところへ・・・。」


『待て遊馬、ここは君のいる世界とは違う。君が来て無事でいられるかはわからない。それに、これは元々ワタシの闘いだ・・・。』




「アストラル!!てめぇ一人だけで全部背負い込んでんじゃねぇよ!!!俺とお前は一心同体だろ!!」


「ZEXALだ!」


 いきなり。


『!?』


「扉の声が言ったんだ!ゼアルの力を手に入れろって・・・。」


『なぜ君がゼアルの事を・・・。』


「知ってんのか?ゼアルがなんなのか・・・。」


『ワタシの世界を救うとされる奇跡の力。』



ダガソノモノはダイショウとしてイチバンダイジなモノをウシナう。


「手に入れてやるぜ!アストラル!お前を助けられるんなら、どんな代償を払っても!!!」


「超かっとビングだあ!!!オレーーー!!!」




 第1話以来の超かっとビング。そのテンションに比例してアストラルもテンションが上がる。




『遊馬!・・・ワタシは・・・。ワタシのターン!!!』



●『ワタシは、ワタシ自身と遊馬でオーバーレイネットワークを構築!!!』


『遠き二つの魂が交わる時、語り継がれし力が現れる!!来い、遊馬!!』


「かっとビングだぜ!!オレ―――!!」


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『「“エクシーズ・チェンジ・ZEXAL”!!!!」』








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「どういう・・・ことだ・・・。」


 ↑全視聴者の意見を代弁。


 空をかっとんで激しく光ったかと思えば、2人でリアルエクシーズ召喚してしまったらしい。カイトとは対照的な赤い衣装に身を包んだ謎の、金色に輝く髪。


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「な・・・なんだこれ!?これがオレ!?」


『そしてワタシの力、ゼアル。』


「その声、九十九遊馬・・・。貴様たちは合体したというのか・・・。」

「くっ、だが貴様たちのライフは僅か400!」

「たったそれしかねぇのかよ〜〜!」

『勝つぞ、遊馬。最強決闘者のデュエルは全て必然。“ドローカードさえも、デュエリストが創造する!”集中しろ・・・遊馬!』


「おう!いくぜ、アストラル!!」


『「全ての光よ、力よ、我が右腕に宿り、希望の道筋を照らせ!!」』




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『「“シャイニング・ドロー”!!!」』
(※通称ワンチャン。)







●『「現れろ!《ZW―一殻獣皇槍》」』

《ZW−一角獣皇槍(ゼアルウェポン-ユニコーン・キング・スピア)》
☆4/光属性/獣族/ATK1900/DEF 0
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとして自分フィールド上の「CNo.39 希望皇ホープレイ」に装備、または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、装備モンスターの攻撃力は1900ポイントアップする。装備モンスターが攻撃する時、相手の攻撃対象モンスターのフィールド上を離れる効果を無効にする(1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する)。


「「一角獣皇」は「ホープレイ」の装備カードとなり、「ホープレイ」の攻撃力を1900アップさせる!!」



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「“ユニコーン・スピア”!!」

《CNo.39 希望皇ホープレイ》
ATK2500→4400


「これで「銀河眼」の攻撃力を「ホープレイ」が上回る!!」

「攻撃力4400だと!?」


『「ユニコーン・キング・スピア」を装備した「ホープレイ」は相手モンスターがフィールドを離れる効果を無効にする!!』

「これで「銀河眼」は逃げられない!!」


「いっけぇぇぇ!!!」

●「”ゼアルウェポン−ユニコーン・スラッシュ”!!!」


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「ぐあ!!!く――――」

○「罠発動!《フォトン・ショック》!!!」



《フォトン・ショック》
通常罠
自分フィールド上に存在する「フォトン」または「光子」と名のついたモンスター1体が戦闘によって発生する戦闘ダメージはお互いのプレイヤーが受ける。


「このカードは、「フォトンモンスター」がバトルでダメージを受ける時、そのダメージをお互いのプレイヤーが受ける!!」



「何!?」






「ぐああああ!!!」


「ぬああああ!!!」

カイト:LP1300→0
アストラル:LP400→0



 勝者は無く、敗者も無い。両者のカードを賭けた一騎打ち(途中で乱入&合体があったが)は結局引き分けに終わった。


「カイト!どうしてお前がナンバーズなんて集めてるんだよ!何で悪魔の手先みたいな事・・・。」


 しかし、カイトは立ち上がって背中を向ける。今回もまた遊馬とは決着が付かなかった。その事がショックらしい。


「俺は・・・弟のために悪魔に魂を売った。」


「弟・・・?まさか・・・あれは・・・。」


 その時遊馬には、端末で見つけたカイトとハルトの写真が思い浮かんだ。


Q.「一体何があったんだよ!お前に!」


A.「こいつは返しておく。」



 相変わらずのQ&Aもやりつつ、カイトはその手から光の球を空へ飛ばす。


「それは・・・シャークの魂。」














「目が覚めたようだね。」

「お、俺は・・・。」

「どうやら、本当だったようだ。遊馬が言っていた事は・・・。」

「遊馬・・・?」

















『ウワ!ナニヲシテイルデスカ、オマエタチハ!!コ、コレハマズイデス!!』


 一方メインコンピュータもショートし、いつの間にかボロボロになっていくアジト。恐らく皇の鍵がメインコンピュータを壊したのだろう。


「みんな無事か?」

「何が起こってるの?」

「トドのつまり逃げましょう!!」

「あぁ!」

「・・・でも遊馬が!」

「―――あいつは大丈夫だ!!信じろ!!」



 と、改めて鉄男と小鳥の愛を感じながら4人は建物の外へ。何をして施設全体が崩壊するのかわかりませんが、とにかく事態は大事に。



「遊馬、遊馬ぁぁーーーー!!!」













「遊馬・・・。」


 施設も完全に崩れ、瓦礫の山と化した横で、なんとか逃げ延びた鉄男たち。しかし、一向に姿を見せない遊馬にさすがの小鳥も涙声で叫びます。


「遊馬――――!」



 すると、近くの瓦礫が動き出し、中から見慣れたエビ頭が見えました。

「が!いてぇ!!」

「遊馬!!!」

「へへ、オッス。小鳥!」

「もぉ!!オッスじゃないでしょ!!本当馬鹿なんだから!!」

「生きてたかぁ、遊馬!」

「ははは、死んでたまっかよ!!」










「九十九・・・遊馬・・・。」

 あの空間からなんとか出てきた二人は、そのままお互いを見つめます。

「カイト・・・。」


 一方は仲間の元へ。もう一方は、弟の元へ、その翼を広げて。


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「突然俺たちの世界の時が止まり、空に3つの太陽が現れた!」

『あの太陽は、ワタシの世界のモノ!?』

「まさか・・・カイト!」

「無事で良かったね、アストラル。」

『くっ、誰かがワタシの記憶に干渉している・・・。』

「一体、何が起きてんだ!?」

『遊馬!ワタシたちはデュエルで記憶を辿るぞ!』


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次回、「時の訪れ 現れ師3つの太陽」



 3つの太陽って事は、地球とアストラル世界とバリアン世界って事ですね。

 バリアン世界はカイトが行った事あるみたいですけど。この三世界の秘密が分かるのかな。



次回もデュエルかっとビング!





 久しぶりにあらすじ形式からノベル版で書きました。それだけ今回の話にはスタッフの情熱を感じました。


 
 

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