03/31の日記
14:15
第152・3・4話 「光り差す未来へ」(アニメ:遊戯王5D's)
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デュエル部分は省略!あの感動は文字では表現できないっ!
いままでのあらすじ。
Z−ONEとの戦いから半年くらい経って、街は徐々に変わりつつある。
父の後を継いだ遊星は、そのまま阿久津所長らと一緒に「モーメント」を一歩先に進めた新たなエネルギー機関「フォーチュン」を開発。
Z−ONEが命を賭けて伝えてくれた未来への希望に少しでも可能性があれば、歴史はきっといい方向へ変わるだろう。
今まで街を統括してきた「治安維持局」は解体され、新たに「市役所」として街の行政機関を担う事になった。
トップは治安維持局長官だったイェーガーがそのままネオ童実野シティ市長に。彼もまた、遊星たちと共に戦う事で昔とは打って変わって人々のために尽くす人間になったと思う。
治安もあれから改善されたが、Dホイーラーが多いこの街にはまだまだ荒れくれものも多い。
クロウは過去の経験からマーカーまみれの顔つきだが、それでもその腕を生かしてハイウェイパトロールで働いている。
逆に云えば、彼ほどDホイーラーの立場になってくれる人もいないだろう。
アキはデュエルアカデミアを首席で卒業。予定。
プラシドが大暴れしていたあの時、病院で出会った少女の退院をきっかけに自分も医学の留学を考える。
辛く孤独な過去を持つ彼女は、サイコデュエルの力で多くの人を傷つけた。そんな過去を持つからこそ、医療という現場に触れて自分の夢を持ったのだろう。
龍亜と龍可には、海外で働く両親から一緒に住まないかというメールが。
幼少期をずっと二人だけで過ごしてきた二人にはこれ以上ない事なのだが。
そして、ジャック。
変わらず力と強さを追求する彼は、ボマー、シェリー、鬼柳をも倒す実力を付ける。だが、それだけでは「満足」していないのは彼の目標の前に心残りがあるからだ。
それぞれの想い。旅立ち。
チームとしてどんな困難おも乗り越えてやってきた故に、一人で未来へ進む事への不安。
遊星とジャックは海外のプロリーグからのオファーが。
クロウにもチーム戦世界大会でのオファー。
龍亜と龍可は両親の暮らす海外で同居の誘い。
アキは外国の医科大学への留学。
自分の夢を叶えるためには、6人がバラバラになってしまう。
遊星自身、先が見えない不安に駆られ言葉が中々見つからない。
だがジャックは違う。
自分は世界を目指す。それを阻むのなら、チームとの絆も必要ない。
その前に、遊星との決着を付けてジャックは世界に向かって発とうとする。
全てはカードが教えてくれるだろう。
迷う事は無い。ただ、自分の進む道が本当に正しいのか、自身が無いだけ。
ライディングデュエル・アクセラレーション!
街を救った救世主たるデュエルチームが、ひっそりと橋の下からスタートする。
《スターダスト・ドラゴン》
《レッド・デーモンズ・ドラゴン》
両者揃えるエースモンスターも、罠によって未来へ消える。
何も無い未来は自ら作り上げるしかない。
《ニトロ・ウォリアー》
《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》
《ターボ・ウォリアー》
《クリムゾン・ブレーダー》
繰り返される激しいシンクロ攻防。
華麗に繋ぐ剣技のような遊星のプレイスタイル。
振り下ろされる斧のように荒々しいジャックのスタイル。
同じコースを走る中でも、互いにぶつかり合い、そして違う道を走る。
遊星は自分を風と云った。
この決闘を突き抜ける風。
そんな風をも打ち破る「荒ぶる魂」。
《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》
互角の状況で続く中、ジャックの切り札がついに召喚される。
攻撃力6000となった《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》の咆哮がコースに響き渡る。
決して恐れない事。
未来は誰だって変えられる。
恐れる事は無い。
それを教えてくれた。
絶望の中でも決して諦めない希望。
チームの大切さ、自分自身の限界、揺るがなき境地と戦う力。
未来に待つ破滅の運命、時空を超えた出会いの中で。
誰よりも世界のために犠牲を払い、悪者を演じた4人の英雄。
未来は―――。
「まったくもう。龍亜、スピード出さないでって言ったでしょう。」
「未来のライディングデュエルチャンピオンに、そんなこと言われても無理だぜ。じゃあな、龍可」
「龍可、今の龍可のお兄さんでしょ?かっこいい〜〜」
「遊星たちと比べたらまだまだ・・・。」
「クロウ・・・。本当にチームを抜けるのか?」
「どうしてだ!?俺達は世界チャンピオンにまでなったってのに!」
「もうオレがチームでやることは全てやった。お前たちに伝えることももうない。オレも自分の力を試してみたくなっちまった、ジャック見たいによ」
「クロウ・・・。」
「それにオレの変わりにチームに入るやつなら、絶対にオレ以上の活躍をしてくれる・・・。」
「キング、来期はクロウ=ホーガンがシングルリーグの参戦を表明していますが。」
「クロウは自分がチャンピオンになると言っていますが、何かコメントを―――」
「ならばクロウに伝えておけ、貴様が束になろうとオレに土をつけることは不可能だとな!」
「オレは誰にも負けん。奴に勝つまではな。」
「まったく、ジャックも相変わらずね。」
「Dr.アキ!ワタシもう無理です。もう見てられないんです!」
「諦めちゃだめ。ワタシたちは笑顔で彼らを応援しなくちゃいけないの。」
「Dr.アキはどうしてそんなに強いんですか?」
「決して諦めない事。いつも笑顔でいる事。それを教えてくれた人がいたの。自分の可能性を信じて、チャレンジすることを・・・。」
「だから頑張れる。いつか、それを教えてくれた人に胸を張って会えるようになると思うの。」
自分自身で選んだ未来。
蘇る激戦。
荒ぶる魂と進化する翼。
未来を試す一手として《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》に追いつくためにドローを狙う遊星。
カードを信じ、互角の戦いを繰り広げる両者。
両者の譲らぬ戦いの最中、途絶えるエースカードの前に並ぶモンスターたち。
ひとつひとつは小さな力でも、それを繋ぐ、受け継ぐ希望がある。
それがシンクロ召喚。
姿を変えて勝利への可能性を導く集いし星。
「オレは、この街に残る―――。」
「”スクラップ・フィスト”!!」
「見事だ遊星、この世に不要なものなど無い。絆を合わせ、強者を倒す渾身の一撃。オレの魂に響いたぞ遊星!どうやらここに戻る理由ができたな。」
「いつでも戻って来いよ、オレは待ってる。」
「次は負けんぞ!」
「また全力で来いよ。」
「遊星ぇー!」
「みんな・・・。」
「決めたぜ遊星、オレはプロリーグに行く!」
「ワタシも、しっかり勉強してくる!」
「わたしも、向こうに着いたら毎週手紙書くね!」
「今まで甘えられなかった分まで甘えてきちゃうもんねー!」
「みんな、それぞれの道を見つけたんだな。」
「あぁ。」
「えぇ。」
「「うん。」」
「例え場所は離れていても、オレたちの絆は永遠だ!」
共に戦い、共に苦悩し、そして共に笑った。チーム5D's。
それぞれの道へ、夢へ、未来へ。
別れもあれば出会いもある。
自分が選んだ道の先、いろんな困難があるだろう。
だけど、自分は一人じゃない。想ってくれる、自分を見守ってくれる人たちがいる。
それは儚くも美しい華のように。
「アキ?」
「電気は点けないで」
「え―――」
静まり返った街、世界中が眠っているかのように。
「ここで待ってたら、いろいろな事を思い出して、今の顔は見せられない。」
遠くで虫が鳴いている。広い倉庫に響く彼女の落ち着いた声。
「もうここには、遊星しかいないのね・・・。」
「あぁ、どうしたんだ?」
静まり返った街、世界中で自分たちだけが起きている―――。
「遊星には、ちゃんとお別れを言っておこうと思って―――。」
彼女の声が微かに震える。
「――――――そうか。」
「遊星―――ワタシ、貴方を―――。」
そう言いかけて彼女は口篭もる。その先の言葉を飲み込むように。
「ア―――・・・。」
「貴方に、会えて良かった。」
本心からそう口にしたように見えた。益々声を震わせて彼女は言う。
「オレもだよ、アキ。」
自然にそう答える。ここに来て今更な話だが、別れの場には相応しいのかもしれない。
「遊星と会った初めの頃、本当はとっても怖そうな人だなって思ってたの。」
「っ―――はは、オレだってそうさ。アキに睨まれると本当に怖いからな。チーム戦で負けて帰ったら、何されるかとビクビクしてたよ。」
「えぇ!?そんな事思ってたの?」
そう返した声はいつもの調子に戻っていた。
いつの間にか虫の声すら聞こえない。本当に静かな夜。
「アキ、笑顔を忘れるな。お前の笑顔は、世界の誰にも負けない。」
「その笑顔をくれたのは貴方よ、遊星。」
そこで気づいた。世界中の時間が止まっていた。
今ここで動いているのは自分たちだけ。
今―――。
「・・・。」
華びらのような瞳を見つめていたら吸い込まれそうになる。
おそらく彼女は、今まで誰よりも自分を心配して、想い、信じてくれたのだと。
言葉はいらない。手の温もりがそれを教えてくれる。
彼女がその瞳をゆっくり閉じる。
そして―――。
二人の時間も止まる―――。
「じゃあ、行くね。」
「あぁ。行って来い。」
その背中を見送る。手に残る彼女の温度をそっとポケットにしまって。
「不審者発見。これより、職務質問を開始する。」
「よう!」
「牛尾―――。」
「どうしたんだ?こんな時間に・・・。」
「今晩は眠りたく無いんだ。あいつらがいる町を、この空気を感じて、胸に刻んでおきたい。」
「へ、言う事がキザだねぇ。」
「明日にはみんな出発するらしいな。いいのか?本当に。」
「本当は言いたいさ。みんなずっと一緒に居てくれって―――。けどそれはできない。みんなが自分で選んだ道だから。」
「お前たちの絆はそれでいいのか?」
「絆は絆さ。それに揺るぎは無い。けれど、オレたちがこれから進んでいく未来は、絆だけでどうにかなるものじゃない。自分の人生は自分で責任を持って生きていかなきゃいけない。それが今なんだ。」
「オレたちはそれぞれ次のステージに進むんだよ。」
「ふーん。いつの間にかお前たちも大人になったんだな。」
「ジャックと戦って気づいたんだ。この街はオレ自身だ、オレの魂はずっとこの街と共にあったんだって―――だから。
あいつらが戻ってきた時、オレたちの故郷は、チーム5D'sが救った街はこんなにすばらしい場所だったんだって、そう誇れるネオ童実野シティにしていくのがオレの役目さ。」
疾れ、明日へ続く進化の道は
新たな伝説の決闘。
孤高を愛し、絆を引っ張る王者ジャック・アトラス。
「オレは必ず帰ってくるっ!真の王者となって!!」
未来へ輝く子供たちのため、翼を広げるクロウ・ホーガン。
「見てろよガキ共!オレの活躍を!!」
仲間の大切さ、希望の力は誰よりも強い龍亜と龍可。
「ありがとうネオ童実野シティ!」
「わたしたちの故郷!」
チームを支え、最後まで信じる心を宿す十六夜アキ。
「さよならはいわない。また会える日まで」
その絆に赤き竜は役目を終えた。
痣で繋がっていなくても、世界のどこかでみんな輝いている。
記憶、絆、希望と重ねたら
未来色、ずっと僕らは、描いている。
最初と同じ孤独。
全てを一人で成し遂げてきた。
一人街に残ってそれを思い出す。
だけど、昔と同じ一人でも今は違う。
ここから先は、オレたちが作り出す未来。
走り続けようぜみんな、人生と云う名のライディングデュエルを!!
ライディングデュエル・アクセラレーション!!!
☆コメント☆
[mm] 03-31 21:56 削除
最終回らしく、何から何まで楽しい決闘でしたね
久しぶりに活躍したターボウォーリアとニトロウォーリア、シューティングスターvsスカーレッドノヴァの夢の対決、ジャックの魂であるレッドデーモンズドラゴンをボルトヘッジ・ロードランナー・スピードウォーリアの力を借りたジャンクウォーリアで撃破……見てて凄く興奮しました
しかし、5D's終わっちゃったんですねぇ………
ライディングデュエルをより格好よく見せる演出や、シンクロ召喚の台詞は本当に痺れました
それらが見れなくなることに寂しさも感じますが、でも楽しめた事、熱くなれた事、笑えた事、泣けた事、何よりこの作品を通じてOCGにハマってしまったこと、増田さんに出会えたことはきっとよい思い出になると思います
最後に、俺自身は途中参加でしたが、2年以上に渡るアニメ日記お疲れ様でした
もし、ゼアルも感想を書かれるのでしたら、またこちらにお邪魔したいと思います
[管理人《増田》] 03-31 23:27 削除
>>mmさん
うわあああああああぁぁぁぁん(;□;)
最終回見ても、感想書いても泣かなかったのに、
mmさんのコメ見て目頭が熱くなりました(泣
今までただアニメのファンとして見て来ただけじゃなく、アニメへのツッコミや裏を読んでみたり、こんなサイトでも2年近く毎週感想書いてました。
そもそも最初はただ思ったことを書いていこうかな。程度で立ち上げたサイトでしたが、いつしか本編のカードテキスト解読したり、アニメ化に便乗したラノベ作家のように台詞ひとつひとつを文字におこし(5時間ぐらいかかる)、あげく勝手な解釈を入れて物語に余計な茶々と描写を入れるという、全く方向性が違う感じになってしまっていました。
そんな感想も今回で最後、ここまでお付き合いくださってありがとうございました。
遊戯王はまだまだ続きますし、自分もやめるつもりはありません。
ただ、ZEXALになっての感想はどうなるかわかりません。
とりあえずここで一区切り。こんなしょーもないコーナーを見てくださって本当にありがとうございますっ!ライディングデュエル・アクセラレーション!
[β] 03-31 23:31 削除
ゼアルも期待してます!
[管理人《増田》] 03-31 23:34 削除
>>βさん
ここまで付き合ってくださりありがとうございます。
正直4月から忙しくなる中でどこまで時間作れるかわかりませんが、できる限りの最低限の努力はしようと思います。がっとビングだぜ、俺。
[メタル化寄生生物ルナタイト] 04-01 21:49 削除
どうもルナタイトです。
ついに終わってしまいましたね・・・・
5D’sは、面白そうじゃいないなと思ってはや数年。
こんなに真剣に見てるとは思いもしませんでした。
ほんとに遊星もジャックも全力のデュエルですごく熱かったです!
ゼアルもこんな感じでやっぱり見てるのでしょうか・・・
そしてその熱さを更に盛り上げてくれたのが
増田さんの感想でした。小説風に進んでいくのも
いい雰囲気をかもし出してましたね
これで5D’sの感想は終わってしまいましたが
ゼアルのことやOCGのこともあるので
これからも来続けたいです
頑張ってください!!
[管理人《増田》] 04-02 17:10 削除
>>メタル化寄生生物ルナタイトさん
くっ、そういっていただけると報われた感じです。
本当に文句なしの最終回でした(きっと遊星はあの後帰宅したら《スターダスト・ドラゴン》がなくなっていたのでしょう)。
今までしんどかった事もありましたが、作品への情熱で書き上げてきました。
アニメスタッフとOCGカードとそして皆さんに支えられて本当に感謝です!
これからも(できるだけ)頑張りますのでよろしくおねがいしますね〜。
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