08/19の日記

14:32
第123話 「ルーンの瞳のデュエリスト」(アニメ:遊戯王5D's)
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「なんだと?何のためにだ?」

「世界を守るためです(キリッ」

「まるで意味がわからん。」


















「いよいよ次の対戦相手はチームラグナロクね」



 歴史の改ざん。破滅のモーメント。


 太陽との激闘を終えたチーム5D's。だが、休んではいられない。


「神の力を持つデュエリストたちか・・・。」


 立ちはだかる強敵。決勝へと駒を進めるためには避けては通れない道。


「ドラガンにブレイブ、そしてリーダーのハラルド。」

「えぇ、世界ナンバーワンの実力だって言われてる」

「強敵よね、」


 神の力を操る謎の3人組。チームラグナロク。


「だが、イリヤステルの野望を砕くためにはチームラグナロクを倒して、決勝に進むしかない。」


 かつて三幻神と言われたドジリス、おべべ、あー、と同等のステータスを持つトール、ロキ、そしてオーディン。


 古代エジプトの神々と古代ギリシャの神々。もっとも、オーディンはロキとトールの父親で、トールはロキの兄という素晴らしい親子なんだよな。これは初代の神のカードよりもつながりが強そうだ。


「おれたちは負けるわけにはいかねぇんだ。」

「今度こそ、おれのレッド・デーモンズで星界の三極神など蹴散らしてくれる!」


 今回は遊星もやる気満々。さすがに何かを感じてか、太郎たちのように何もしないワケにはいかないようだ。





 場所は変わって街の中心。


 モーメントのエネルギーに反応するイリヤステルのサーキット。

 そして、それに呼応して現れる謎の巨大な城。

 ダニエル(まだ言うか)パパは言った。あれは破滅を導く最後のモーメントだと。

 世界の破滅。それを防ぐのは、赤鬼柳の力を受け継ぐ5人のシグナー。


 だがここに、瞳を輝かせ、城を見つめる3人の影。


「あれが、ハラルドが言っていた・・・」

「世界に危機がせまっている・・・」


 赤鬼柳の力を授かるシグナーにしか見えないハズの城を見つめるチームラグナロク。

 そして何気なく蟹ハウスを飛び出した遊星たちも、城が再び目に止まり、その先でついにラグナロクと出会う。


「どうやらアレが見えるのは・・・我々だけではないようだな。」


 輝く3人の左目。浮かび上がるルーンの文字と、そして遊星たちの赤鬼柳の痣。


「なんだあの眼は・・・。」

「伝わってくるぜ、あの眼とおれたちの痣が共鳴している。」

 眼と痣が共鳴してるとかもうワケわかんないけど。


「赤き竜の痣を持つ者たちか・・・あんたらの証も大したモンのようだが―――」

「我らの力には及ばん。」

「この瞳はルーンの瞳。」


「ルーンの瞳?」

 ギアスごっこに言い訳しながらリーダーハラルドが言う。


「君たちもあの波動の影響を受けないようだな。」

「波動だと?」

「時空を改ざんする波動だ」


 プラシドさんがやらかしたシグナーと視聴者にしか見えなかったあの謎の波動。歴史の改ざんにより突如チームニューワールドとして現れたイリヤステルの二皇帝(としたっぱ)。


「この世界に重大な危機が訪れようとしている。」

 ついでに十代な危機も訪れている(GX的な意味で)。

「そしてあの物体こそがその予兆、フィンブルの冬をもたらす物。」

「フィンブルの冬?」

「そぅ。北欧神話に伝わる最終戦争、“ラグナロク”の予兆だ」

こうげきりょく1500だと!?ばかな!?

「君たちは、アレが何かを知っているのか?」

「いや、確かな事はわからない。だが、あの物体は時空を狂わす波動の後に現れたチーム、チームニューワールドと大きな関係があると思っている。」

「チームニューワールド!?」


 チームニューワールド。それは世界レベルのライディングデュエルチームであり、今回の大会の最有力候補。イケメン2人とダンディなおじいちゃんの3人が操る、合体ロボットは見る者を圧倒させ、爆発的な人気を集める―――(←波動で改ざんされています。)


「奴らこそが、この世界に訪れようとしている破滅の黒幕―――。奴らを倒す事が、我らルーンの瞳を持つ者に与えられた使命。」




 本日はシリアスモードにつき、解説がいつもより若干調子にのっています。















第123話「ルーンの瞳のデュエリスト」





 ルーンの瞳とは、星界の三極神の力を継承する者の証。


「君たちには我々が持つ星界の三極神の力を教えておいてやろう―――。」


と、いきなり親切に昔話を始めるハラルド。目的な同じだからか、はたまた視聴者への解説か。前回の太陽戦の物語が壮絶だったから、いきなりそんな重い話をされてもこっちは困るんだが・・・。


「星界の三極神、神の力が宿ると云われるカード。」


――星界の三極神とは、はるか古の神話の時代から伝わりしカードだ――


――そのカードは3枚あり、そのうちの1枚が古くから私のうちに伝わってきた――


なぜにそんな大昔からシンクロという概念があったのは謎だが、地縛神を封印するために使われていた。一万年以上の歴史があるシグナーの竜とどっちが由緒がある事やら。





「世界に危機が近づくとき、星界の三極神の真の力が目覚める。と、言い伝えられてきた―――」




以下回想。



 元々は空軍で大佐をしていたハラルド(歳いくつだよw)。部下と共に飛行訓練を行っていたところ、謎の波動と遭遇。レーダー機器その他が一切使い物にならなくなり、暗雲の中を上も下もわからないまま飛行する事に。

 時速200km以上で飛行する戦闘機でもし山に衝突したら・・・。

 そんな時便利なのが、ルーンの瞳パゥワー。

暗雲を見透かし回りの風景を透視する。赤鬼柳とはなんだったのか。ただ、痣が熱くなって仲間のピンチを感じる程度じゃないか。

 目の前にそびえる山を見て急速上昇を指示するハラルド。しかし、それを全速前進と勘違いしたのか部下は反応が遅れ、このままでは山の頂上を乗り越えられない。

「神よ、力を。」

 そう言っていきなりミサイルを山にぶっ放すハラルド大佐。おかげで部下の命は救われたが、規定違反というか、山の標高を勝手に変えてしまったので上官に怒られる。

 しかし、謎の波動で計器が狂った。などと説明しても耳を貸さないだろうと判断したのか、ハラルド自身も退官を進言する。



「なんだと?何のためにだ?」

「世界を守るためです(キリッ」









「まるで意味がわからん。」


 いきなりの厨二発言に戸惑う大佐、頭がおかしくなったのかと云う心配をよそに、ハラルドはその場を去った。


 古文書の“フィンブルの冬”と書かれた終末を回避するため、自分のうちに代々伝わる《極神皇帝オーディン》をその手に、選ばれし残り2人のルーンの瞳を持つ者を探すハラルド。

 代々伝わるとか、発掘されたとかだけど、もちろん日本語表記です。どんな国でも日本語のカードって素晴らしい。


 優秀な執事=セバスチャンの仕事により、早くも一人目のドラガンの元へ向かうハラルド。







 神のカードを引き出しの一番上に裸でしまっておいた発掘家のドラガン父に、息子が星界の三極神の継承者だと伝える。

 だが、息子ドラガンはデュエリストのプライドをカードと一緒に置いていってしまったと、父は語る。


 何かにヤケクソになって死に急ぐドラガン。雪山で雪崩れに会うが、ルーンの瞳の力でそう簡単には死ねないらしい。赤鬼柳とは何だったのか。

 雪崩れで危機一発生き延びたのにいきなり、一緒に来いと言われヘリに乗せられるドラガン。プライドがなんだと言っていても、その瞳に宿るのは既に選ばれしルーンの文字。


 久しぶりの運命論を持ち出してドラガンを説得するハラルド。運命から逃れられない、って台詞は遊戯王は本当に好きだよな。





 最後の1人は無人島に隠されているロキのカードを継承する者。

 観光ガイドと見せかけ、盗賊まがいの事をしてハラルドが見つけた《極神皇ロキ》を奪うブレイブ。こんな無人島に隠されていてももちろん日本語表記。


「このお宝のカードはブレイブ様が頂戴するぜ!」


なんだろう。そういえばクロウも全く同じ事を昔していたよーな。


 そのままボートで逃げるハラルドだが、それを見越してかこちらもドラガンが運転するクルーザーで後を追う。崖から飛び降りてぴったり着地するとか、どこのスパイだよあんたww


 社長といい、シェリーといい、遊戯王の金持ちは無駄にスペックが高いなw



 地元のヤツじゃないと抜けられない暗礁地帯も、ルーンの瞳で海底を透視すればお茶の子さいさい。赤鬼柳とは何だったのか。


 簡単に追いつかれた事に焦るブレイブ。気がつけば自分が暗礁に乗り上げ、岩に激突する即死コースに。


「しまった!!嘘だろ!!」


 がしかし、3人の瞳がついに輝き、いきなり落ちてきた雷がブレイブの眼前の岩を砕く。赤鬼柳とは(ry


 そんな訳でようやく3人がそろった。海に落ちたけどカードは無傷だよ。


 これにテンションが上がっちゃったハラルドは、オーディンを掲げ、空に三体の神を浮かび上がらせる。ソリッドビヴォンとは何d(ry






 後半へつづく。













「星界の三極神は北欧の空を支える力とも言われている――。我々はその力を借り、これから訪れるであろう脅威から世界を守らなければならない。」

「脅威から世界を守る・・・」

「その鍵を握っているのはチームニューワールド。となれば、決勝で奴らを叩き潰す事で、その謎が解けるはずだ」


 肝心の回想でイリヤステルとの関係は一切わからなかったが、どうやら波動の影響は厨二くささが増すという事はわかった。


「そのためにトーナメントに参加したって事か?」

「だとしたら、目的は同じなはず。おれたちと協力しよう。」


 しかし、遊星の持ちかけをさえぎるようにハラルドのオーディンがここで光る。


「星界の三極神のカードは君たちを味方だと思っていないようだ。」

「何!?」



 そりゃそうだ、あれだけフラグと回想を見せられれば、どう転がってもぶつかるのは目に見えている。遊戯王的に。


「そもそもゼロリバースを招いたのは、君の父親である不動博士。その血を受け継ぐ君には破滅の運命が纏わり付いているのかもしれん。」


「そんな事はない!オレはこの街を守りたいんだ!」


「今度の戦いはそれをはっきりさせるいい機会だ。」

 ニヤリと笑うハラルド。その笑みを良しとしなかったのか、ジャックが反論する。

「そんな言いがかりをつけるとはくだらん。こんな奴らと組む事など無い」


「相変わらずプライドだけは一流気取りだな。」


「なぁにぃ!?」

 そこに水を差すドラガン。ジャックを挑発する人は数多いが、この人にもどうやら因縁がありそうだ。

「ジャック・アトラス、なぜ俺がエキシビションマッチでお前に戦いを挑んだのかわかるか!?」

「知らんな、貴様の都合など」

「お前は忘れていようが、俺には忘れられぬ因縁がある。」

「何だと!?」

「あれは3年前――――・・・






 デュエリストとして世界に通用する力を求めていたドラガンは、父親と共に星界の三極神のカードの1枚を手に入れる。

 だがその時の遺跡の崩落によって、ドラガンの父親は死線をさ迷う程の大怪我をしてしまう。

 そのまま病院へ搬送されるも、多額の治療費がどうしてもかかる。だがもちろんそんな大金を用意するだけの財源も無く、ただのいちデュエリストには何の当てもなかった。


 そんな時に現れたのは3年前のイェーガー。ドラガンを“キング”ジャック・アトラスとの対戦試合にスカウトしにきたのだ。


 キングとの決戦。だがその実態は、当時のゴドウィン長官によって仕組まれた八百長デュエル。キングには決して勝ってはならない。それさえ守れば、治療費を、父を救うだけの金が手に入る。


 親の命とデュエリストのプライド。元よりドラガンに選択肢なんて無い。



―――。



「馬鹿な!?ゴドウィンが貴様を噛ませ犬にしただと!?」

「お前、本当に自分の力だけでキングなんて称号を手に入れられたと思っていたのか?」

「んぬっ・・・・・」


――思い出せ、あの時のデュエルを―――







●『オレのターン!!』


●『チューナーモンスター《トップ・ランナー》を召喚!』


《トップ・ランナー》
☆4/風/機械族・チューナー/
ATK 1100/DEF 800
自分フィールド上にモンスターが存在する場合、このカードは通常召喚できない。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターの攻撃力は600ポイントアップする。


●『カードを2枚伏せて、ターンエンド!』


『(何がキングだ、所詮は客寄せのための裸の王様――だが、そんなヤツ相手に俺は・・・)』

『ふん、北欧の死神だろうが何だろうが、キングの前には無力な羊に過ぎんと言う事を思い知らせてくれる!』

『俺のターン!』




ジャックLP4000・SPC1
ドラガンLP4000・SPC1



○『俺は《極星獣ガルム》を召喚!』


《極星獣ガルム》
☆4/?/(獣)?族/
ATK800/DEF ?
(テキスト不明)


○『カードを1枚伏せて、ターンエンド!』


『ふん、攻撃表示の雑魚モンスターに伏せカード。そんな小細工がキングに通用すると思うのか!見せてやろう、追われる者の力を!―オレのターン!』


ジャックLP4000・SPC2
ドラガンLP4000・SPC2


●「手札より、《パワー・ブレイカー》を召喚!」


《パワー・ブレイカー》
☆4/地属性/戦士族/
ATK1900/DEF 0
このカードが相手の攻撃またはカードの効果で破壊された時、相手フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。このカードは攻撃したら守備表示になる。





『さらにレベル4の《パワー・ブレイカー》にレベル4の《トップ・ランナー》をチューニング!』




『――王者の鼓動、今ここに列を成す!天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚!我が魂、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》!!』






《レッド・デーモンズ・ドラゴン》
☆8/闇属性/ドラゴン族・シンクロ/
ATK3000/DEF2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが相手フィールド上に存在する守備表示モンスターを攻撃した場合、ダメージ計算後相手フィールド上に存在する守備表示モンスターを全て破壊する。
このカードが自分のエンドフェイズ時に表側表示で存在する場合、このターン攻撃宣言をしていない自分フィールド上のこのカード以外のモンスターを全て破壊する。


『(これほど早くエースモンスターを召喚するとは、さすがにただの操り人形ではなかったようだな。くっ―――勝ちたい、いや勝てる!俺のこの、罠カードを使えば・・・勝てる!)』





俺は・・・



俺は・・・!






――ワカッテおられマスよネェ?ゴドウィン長官との契約を。それトモ貴方は、ゴドウィン長官との契約を無視するおつもりナノですか?――



ぐうぅうぅぅ――!!



●『さぁ!キングの実力を思い知るがいい!!オレは《レッド・デーモンズ・ドラゴン》で《極星獣ガルム》を攻撃!』


『アブソリュート・パワーフォース!!』





くそおおおおおおぉぉぉぉーーー!!!















―――



「そうか、あの時の!?オレがお前に勝ったのはゴドウィンの策略のおかげだと?そんな戯言を信じろと云うのか!?」


「俺があの時切り札を使っていたら、断じて負けはしなかった。」


「言わせておけば・・・!」


 だが、この状況はあの時のエキシビションマッチとリンクしている。あの時、《極神皇トール》の攻撃に対して何かを発動しようとしていたジャック。今回はその試合の延長としてお互いファーストホイーラーとして出るつまりらしい。





「ジャック・アトラス、決着を着ける時がきたようだな!」

「ふん、望むところだ。もう一度貴様を倒し、思いあがったその考えを叩き潰してくれる!」



 敵対する左瞳と右腕。北欧の伝説と、古の竜。



邪神を封じた、脅威も打ち破った、悪魔も従えた、巨人だって乗り越えた。


「明日がWRGP、事実上の決勝戦だ!そのデュエルに勝った者が、イリヤステルと戦う権利を得る!」



「オレたちも負けるわけにはいかない!決着を着けよう、チームラグナロク!」







 次は古からの神々。究極の蘇生効果とそのパワーに遊星たちはどう戦う!?


 エクストラデッキだから《アマゾネスの鎖使い》でも奪えない(え)









「オレは自分が情けない。キングだキングだとデュエルの頂点に立った気でいながら、結局はゴドウィンに踊らされていただけだ!」

「だったら、明日のデュエルで証明すればいい。ドラガンとジャック、果たしてどちらが本当の勝者だったのかを。デュエリストのプライドにかけて」


「ふん、当然だ!」





次回、「傷つけられたプライド」




 ジャックが八百長デュエルしていたとは。


 全然想定していただけに余り驚きが無いなww



 これでキングのプライドもズタボロになったジャック。こっからどう新たにキングを築き上げていくか気になる。



 というか、これは凄いスキャンダルなのでは?









ライディングデュエル・スタンバイ☆


 

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