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テキストはランダムで短編がでるようになっております。(現在4種類)
拍手用 SOS団(CPなし、見ようによっては古キョン?)
あたしがパソコンで自分のページをチェックしたら、なんとすごいことが起きてた。
「みくるちゃん!」
びくりと身をすくませたせいでお茶が飛んで袖にシミができちゃったけどそんなの構ってられない。
「拍手よ!」
「……え」
まだ何が起こったか解っていないらしいみくるちゃんに、あたしは言葉を続ける。
「web拍手よ、知らない? あたしのサイトに拍手されたのよ!」
「はあ……?」
……ダメだ。みくるちゃんに言っても通じない。
「古泉くん」
古泉くんなら解ってくれるはず、と思って優秀な副団長に目をやったけど、キョンとボードゲームに夢中であたしの声なんか聞こえてないみたい。
「ねえ、有希」
「…………」
有希は何も言わずにゆるゆると顔を上げてあたしを見た。
これぞこのあたしが選んだ元メガネっ娘。
「拍手がね、」
「そう」
無表情キャラも考えものね。今度団長命令でもだしたらオーバーリアクションになってくれるかしら。
そうね、みくるちゃんと入れ替わりでもしたらいいのに。ノーリアクションのみくるちゃんも見てみたいし。
「また負けてしまいましたね」
あ、やっと終わったみたい。
「で、ハルヒ、何か言ったか?」
……あたしはあんたじゃなくて古泉くんに言ったんだけどね。
まあ、この際そんな面倒くさいことはナシ。
「拍手がどうとか言ってたな」
なんであんたがそんなにリアクション薄いのかが解んない。
「拍手よ!? web拍手なのよ!? サイトの文を読んで、そのまま帰らないでクリックしてくれたのよ! 中には間違えてクリックしてこんなのが出てきて驚いてる人だっているかも知れないけどさ……。いや、でもっ! それだって拍手には変わり無いんだし、このサイトに来てくれただけで嬉しいし」
「あの、それってすごいことなんですか……?」
みくるちゃんが可愛く言ったのへ、すかさず、
「そうよ。だからお礼を言いましょう!」
文句なんて言わせない。なぜならあたしはSOS団の団長で、あなたたちは一人残らずSOS団の団員なんだからね!
「ありがと!」
「あ、ありがとうございます……?」
「……感謝する」
「その、なんだ……ありがとな」
「ありがとうございます」
誰がどの言葉か、解るわよね?
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