交響曲‐Symphony‐
□君がいつまでも笑顔なら
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朋稀ん家に泊まった日
鳥羽っちの身体にある火傷を
一緒にお風呂入る時に見た
久しぶりに見たから悲しくなった
あの日千歳を守って負った火傷
泣きながらも痛みに耐えてた
鳥羽っちの姿が目に焼き付いてて
忘れたくても忘れない
「どうしたの?」
って鳥羽っちに言われた時
凄い後悔した
鳥羽っちは火傷を受け入れて
前に進んでいるのに
俺は立ち止まって後悔し続けていた
「考え事してただけ」
「そう?」
鳥羽っちが笑顔なら
俺も笑顔で彼に答えよう