夜想曲ーa nocturneー

□*確執篇*
1ページ/30ページ

血を流して倒れている
皇海を見つめる由比。

かなりパニックを起こしていた

奈波は、由比の肩を掴み
「しっかりしろ!!」
と、怒鳴り付けた。

その間に、和来が駆け付けた。

血を流して横たわる皇海を
見た和来は急いで救急車を呼ぶ

「由比さん、奈波さん。
何ぼやっとしてるんですか?
止血しないと!!!」
和来は、自分のハンカチを
皇海の頭のキズに当てて
止血し始め、
その行動に続く奈波は
自分が戦いに使う医療用道具を使い始める。


「コレを使え。」

「応急手当てにはなりますね」
和来と奈波が
止血と応急手当てをした後に
救急車が到着する。
皇海が救急車に
載せられている最中、
ある教室の割れた窓から人影が
人影は、涙を一筋流し
その場から消えた。

和来は、見逃さなかったようだ

(あの人影は、___さんですね。)
と、確信して微笑んでいた。


一方…
由比はパニックを抑え、
状況を上手く理解しようとしていた。
(誰か、皇海を転落させたの?)
と、思っているようだか、
由比はもう限界だった。

目眩を起こし
その場に倒れてしまう

(パタンッ)

「由比!!!!!」


奈波は、いきなり倒れた
由比を抱き締めた。

(限界を見破れなかった)
と、思っている時に

和来が
「由比さんを保健室に。」
と、奈波を我に戻させた


「解った。」

由比を保健室に連れていく
奈波と和来。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ