夜想曲ーa nocturneー

□*過去壊し篇*
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1年生用寮を見つめる
由比に少し似た人物は、
ニヤリッと笑った後歩き出した。

その光景を1年生の少年が観ていて

「広瀬生徒会長?」
と、由比に少し似た人物は声をかけられたの
同時に…1年生の少年に睡眠薬を嗅がす。

「コレは
由比を誘き出す為の人質に向いていそうだな。」

眠らせた1年生の少年の胸ポケットから生徒手帳を取り出す。

「ふぅん〜
日和佐太陽(ヒワサタカアキ)って名前なんだ…ニヤリッ」

太陽を抱え、1年生専用の寮から歩き出す。

「由比…オレが仕掛ける罠に嵌まって、ボロボロになれ」

悲しい声はそよ風に消され届く事は無かった

太陽は規則正しく寝息を立てながら、
由比に少し似た人物に連れて行かれた。

一方…

由比達は未だに紫呉の部屋に居て、
哀しい過去に向き合っていたまま
何分か経ったようだ
和来は、由比に託された事を調べる為に
先程、紫呉の部屋から出て行った。

淳輝は紫呉を記憶を操作した事で、
命を少し削りそれが原因で吐血して倒れていた

「まさか…
ここで淳輝が倒れるとは思って無かったな…」
と、由比は動揺していた。

夏生は紫呉の弟の八雲の側で、
何か起きているのか…付いて行けていけない

しかも、
八雲も淳輝が倒れた事が
"自分達のせい"だと思い、かなりショック受けていた…。
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