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もう終わりだ
別れを告げることも無い
哀れみにも似た最愛の顔
一瞬にして奪われた






オマエは言った
「全てに裁きが下る日を」
善悪から成り立つ階段を
俺は飛び降りたのさ




明くる夜が知らせる
渇いた心がひび割れ
失った光が満ちれば
規制の硝子は砕け散る




今を駆け抜ける為に
オマエがするべきことは
見つめていくことだ


研ぎ澄まされた心
選ぶのはオマエだ
葬るべき主は
いつも自分自身の中に






消し去れ
オマエを苛む過去を
掻き消せ
オマエを惑わす声を


文字の羅列が生じさせるモノなど
たいしたモノじゃない


手に取る術


躊躇いなど微塵もいらない






棘の道を進め
瓦礫の山から
一輪の花を咲かせる日まで

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