†Moon&Light-Anecdote†
□〜淫影〜死使編
1ページ/7ページ
御月、レノア、エルハウドの三人は、最近村人を襲っている正体不明の魔獣を浄化する為に、近くの廃教会へと来ていた
御月「此処かな?」
レノア「多分そうです。廃教会…だそうですから」
エルハウド「教会に魔獣が巣食うなんて…」
御月「正体不明の敵とか言ってましたけど、全然分からないんですか?」
レノア「その魔獣に関しては殆ど分かりません。が、黒い影のようなものが全ての目撃証言に出てます」
エルハウド「影…もしかしたら死使…」
御月「しし…?」
エルハウド「"死の使い"と書いて死使です」
レノア「でも死使達は前の陽の巫女が完全に浄化したはず」
御月「生き残り…なんでしょうか?」
エルハウド「でも、まだ死使と決まった訳ではありませんよ?」
とエルハウドが言った、その時であった…
レノア「きゃあ!」
レノアが後ろから悲鳴を上げた
御月「レノアさん!?」
振り返ると、レノアが黒い犬のような魔獣に襟首を噛まれていた
エルハウド「アクアブラスト!」
エルハウドが術を唱え、魔獣に放つ…が…
レノア「いやぁあ…」
レノアは魔獣が発生させた影の中に引きずり込まれてしまった
御月「レノアさぁぁん!!!エルハウドさん、レノアさんは!?」