銀魂駄文
□雨の日にTシャツ一枚で歩いちゃダメ
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「潰れたぁぁぁイチゴ牛乳…」
尻もちをついた時に袋の上に座ってしまったのである。
「テメェーが転ぶからだろ、諦めろ」
素っ気なく言い放つ土方に銀時は頬を膨らませながら、土方を睨んだ。
「お前が傘がないと思ったから入れてってやろうとしたのに、あぁ…服は濡れるわ、イチゴ牛乳は潰れるは、声掛けるんじゃなかった」
先程より濡れてしまった服の裾を絞った。チラリと見えた銀時の肌に土方は自分の中にいる何かがドクッと動いたのを感じた。
「こんなびしょ濡れじゃ風邪引くから屯所こい」
土方は着ていた上着を銀時にかけてやる。
「い、いいって!走って帰ればいいし!」
突然の土方の行動に銀時は頬を赤く染めた。
「風邪引かれたら俺が悪りぃみたいじゃねぇか…まぁ一応お前女だろ?」
銀時から傘を取ると銀時な肩を抱き歩き始めた。一つの傘に二人で入る、続に言う相合い傘だ。