銀魂駄文

□君が好き
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−屯所−


あの後巡回を終わらせ真撰組まで帰ってきた。
巡回をサボった沖田を怒ろうと部屋まで言ったが居なく、すれちがった監察の山崎退に沖田に対するイライラをぶつけ土方は自室へ戻った。
副長である土方は机の前に座り巡回後の事務仕事を始めるが、全く手がつかずタバコに火を付けた。
最近町で銀時を見かける度に、コロコロ変わる表情や万事屋の子ども達と話している時の大切なものを見るような優しい笑顔に土方は銀時に惹かれていた。

「明日も会えるといいな」

そう呟き土方は笑みをこぼした。



−翌日−


いつものように目を覚まし、土方は今日も一人で巡回していた。
沖田は今日もサボり…。

諦めた土方はタバコを吸いながら巡回していた。

ふっと目の前を見ると自分の想い人が道の隅にしゃがみ込んでいた。
土方は内心また会えたと喜んだ。

「おい。どうしたんだ?」

土方は銀時の隣にしゃがんだ。

「あっ大串くん」

自分の隣にしゃがんだ土方の顔を見た。

「大串じゃねーって言ってんだろ。つーかお前何してんだ?」

「んーこれ」

と銀時は指をさした。
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