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□dress up in love(4)
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「『Truth』の仕事はどうアルカ?」

「なかなか順調だ」

姿見の前で全身をチェックする神楽は、鏡の中の銀時を見ながら会話をしていた。

銀時は振り向いた少女を頭の天辺から爪先までチェックする。

シースルーの白いワンピース。

透けて見えるアンダーは胸元にフリルの付いた赤いキャミソール。

デニムのホットパンツから伸びる白く細い足。アーミーブーツからチラリと見えるストライプの靴下。

緩く巻いたストールを留めるのはウサギの形をしたブローチである。

ピンクの髪の少女の愛らしさを生かしたポップなコーディネートに銀時は大満足だった。

「かわいいかわいい、俺完璧」

と親指を立てる。

といってもこれらの服は銀時がデザインしたものではない。コーディネーターはあくまで副業であり、その服は数社のアパレル社からの借り物である。

「銀ちゃんには私のコーディネーターでいて欲しいけど、銀ちゃんの夢がデザイナーなら私は邪魔しないネ」

「んなこと関係あるかよ。ダチならどっちでもいいじゃねーか」

銀時がポンポンと神楽の頭を撫でると、神楽は歯をむき出しにして笑った。

「私、早く銀ちゃんのデザインした服が着たいアルヨ」

神楽の言葉に銀時はニヤリと笑った。

「なぁ神楽。来月、その新作のプロモの撮影があるんだけど『Truth』はメンズブランドで女性モデルはいないから、これからオーディションなんだ。

だからオメェが俺の服着たいっーなら俺から紹介してやってもいいけど?」
「マジでか!!!」
「ついでに女友達連れてこいよ」
「分かったネ!!」

そういって親指を立てる少女は本当に頼もしかった。







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