マナケミア
□異常愛
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上機嫌で廊下を歩く女生徒。彼女の名はレーネ、どうやら今日は良いことがあったらしい。そんな中彼女は偶然銀髪の生徒、ヴェインと目が合う。
「あ…こ、こんにちは」
礼儀正しくお辞儀をしながら挨拶をする彼に彼女はニコッと笑いかけると彼のもとへ駆け寄って来た。
「こんにちは、ヴェイン・アウレオウス♪」
自分のもとへ駆け寄ってくる上級生に少し戸惑いながらも挨拶をしフルネームで呼んでくる相手に頭に手を添えながらヴェインで良いと苦笑いする彼。
「きょ…今日は何かあったんですか…?な、何だか嬉しそうですね…。」
「んー?ふふふ、やーっぱり分かっちゃうかー♪ヴェインの言う通り、凄く嬉しくて良いことがあったのよー!」
彼はポカンとしながら彼女に一体何があったのか少し気になり聞いてみる。
「うふふ、聞きたいー?気になるー?」
鬱陶しいくらい嬉しそうに焦らす彼女に彼はそんなに嬉しいことがあったのだなと少し微笑ましく思う。
「それで…何があったんですか…?」
「ふふっそれはね…
明日、大好きな人がアタシとデートしてくれることになったの!」
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