Andante.
□
prologue.
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例えば初めてのデートで
聴いた淡いラブソング。
例えば試合の前に
友達が歌ってくれた
応援ソング。
誰しもきっと
一曲は持っている。
聴いたその瞬間に
鮮明にあるひとときを
思い起こせるような
そんな、曲。
時に音は言葉や
写真よりもずっと
記憶に残って、
そして思い出を語る。
だからきっと私は
この甘くて少し切ない
メロディを聴くたびに
あの恋を思い出すのだろう。
幾つになっても
きっと。
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