Andante.

prologue.
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例えば初めてのデートで
聴いた淡いラブソング。

例えば試合の前に
友達が歌ってくれた
応援ソング。


誰しもきっと
一曲は持っている。


聴いたその瞬間に
鮮明にあるひとときを
思い起こせるような
そんな、曲。

時に音は言葉や
写真よりもずっと
記憶に残って、
そして思い出を語る。

だからきっと私は
この甘くて少し切ない
メロディを聴くたびに
あの恋を思い出すのだろう。


幾つになっても

きっと。




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