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□ハートの船長の誕生日
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※コミックス59巻SBSネタバレ
※『ハートのあのコ』夢主
「船長「キャプテン、お誕生日おめでとー!」」
今日10月6日は、我らがハートの海賊団の船長であるトラファルガー・ロー船長の誕生日。
「…あぁ」
「反応薄いね、キャプテン」
「ケーキないと盛り上がらない派ですか?」
せっかく自分の誕生日だっていうのに船長は、自分の部屋でやけに分厚い医学書を読んでいる。
「いや、そう言われれば今日だったんだな、誕生日」
「あー…それは仕方ないですよ。だって59巻のSBSで「っちょ!そこはアウトだって!!」あっ、キャスケット」
「59巻とか、SBSとか言っちゃダメ!」
私の言葉を遮るように現れたキャスケットは、やけに息が切れているもようであった。
「でも、真実だよね」
ベポの言葉に固まるキャスケット。
「……」
うん。何も返せない様子である。
「…とりあえず、食堂に行きませんか」
そこに、現れたのは実はむっつりスケベだったペンギン。
あっ……、言っても問題無いよね。男の人ってこういうものだって、おじさんも言ってたし。
「…何か言ったか」
「な、何も言ってないし、考えて無いよペンギン!」
「…そうか」
「早くーキャプテン、食堂行こう!」
「…あと、152ページ読んだらな」
「多っ!!!」
「もー、先行ってるねキャプテン。早く来ないとご馳走もケーキも食べちゃうからね」
「無くなってたら、"白熊"なべにするからな」
「すみませんでした」
"白熊"なべの言葉に大爆笑しながらキャスケットは、落ち込むベポを連れてペンギンと船長の部屋を先に出て行った。
「じゃあ私も、先に行ってます」
「あぁ…なべにはしねェから安心しろって言っておけ」
「あはは、了解です。
さっきも言いましたけど、船長お誕生日おめでとうございます」
その日は、夜遅くまで船長の誕生日パーティという名の宴が続いたのは言うまでもなかった。
HappyBirthday101006 Trafalgar Law !
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