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□紅玉・青玉
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「紅玉・青玉」


太古、世界は混沌としていた。
そこから、光と闇が生まれた。

闇は命を育み、光はそれを見守った。
そして、世界の秩序が形成された。
光と闇は、つねに同じバランスを保ち、世界を安定させていた。

しかし
ある日、「支配」という邪悪な意思が生まれた。
相手を駆逐し、自分のみが世界の王たらんとする、邪悪な意思。
「破滅の光」「ダークネス」
ふたつの意思はぶつかり合い、
ここに初めての「争い」が生まれる。

光が勝利すれば、世界は焼き尽くされ
闇が勝利すれば、世界は凍りつく

世界は破滅の危機に陥った。

世界を救うは創世の石。
そのひとつは「天の青玉」そしていまひとつは「地の紅玉」

青玉は光の王、紅玉は闇の王の化身
翠玉の瞳の少年は青玉の主
琥珀の瞳の少年は紅玉の主
ふたりの少年は荒ぶる光と闇を統べ
世界は救われた


光は闇を守り、闇は光を護る


「なにがあっても、どんなことが起きようとも、
 きっと、お前を護る」

それは、遠い、遠い昔の約束

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