幻想郷立東方高校 〜 highschool TOUHOU!!!
□東方高校 〜 春(しゅん)
3ページ/32ページ
暁「そうか…気を付けるんだよ?」
晶夜「分かってますよ。少なくとも先輩よりは勝ち残ってやりますから!」
暁「ハハハ、それなら…」
暁「今ここで消しておこうか」
晶夜「…ッ!」
ほんの一瞬。晶夜は隣に居る暁から流れ出る冷たい殺気に身を強張らせた。
暁「…な〜んて冗談だよ♪」
晶夜「…じゃあ俺はそろそろ行きますんで」
暁「ああ、十分に気を付けて。勝ち残ってたら是非勝負しよう!」
晶夜「はい…」
暁の激励に頷いた晶夜は逃げるように戦場と化したグラウンドを駆け抜けていった。
暁「…さて、じゃあ僕も待たせちゃまずいし行こうかな?」
暁はそう言うと校舎の三階を見上げた。
そこには長い黒髪の人物が暁の方をじっと見据えていた。
暁「…♪」
その姿をとらえた瞬間、暁からは自然と笑みが零れ、行く手を遮る生徒達を軽く一蹴しながら校舎へと飛んでいった。
◇◇◇
晶夜(先輩のあの眼はマジだった…今度からは気を付けないとな)
晶夜「…しかし、なぁ?」
躍起になって勝負を挑んでくる生徒を上手く捌いた後、
晶夜は目の前に立つ一人の人物に話しかけた。
晶夜「まさか魔理沙、お前まで俺狙いで来た訳じゃ…ないよな?」
魔理沙「ああ、お前が目標だぜ」
魔理沙はそう言うとポケットから八卦炉を取り出した。
晶夜「じゃあ…!」
魔理沙「吹き飛べ!!!」
八卦炉から巨大なレーザー砲が放たれた。
魔理沙の後ろにいた生徒はエネルギーの渦に飲まれて何処かへと飛んでいった。
晶夜「…へっ?」
魔理沙「だから、『ペアの』目標発見だぜ♪」
目の前の出来事に茫然としている晶夜に魔理沙はウインクで答えた。
◇◇◇
体育館で大勢の生徒と向き合っていた梨澄はおもむろにスペルカードを取り出した。
梨澄「重波『グラビディブラスト』!」
スペルを宣言すると梨澄から高重力レーザーが発射され、生徒達はあまりの重力負荷に耐えきれずに崩れ落ちた。
妹紅「ふぅ、ここら辺はあらかた片付いたな」
梨澄「そうですね…ッ!」
妹紅「新手か!?」
二人がステージ上を見るとそこには…
1.八雲藍&橙
2.萃香&勇儀
3.ミスティア&プリズムリバー三姉妹 ○
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ