獄寺隼人

□俗に言う、ツンデレ
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「大体、テメーはなぁ!!」

「何よ!私は私の仕事をこなしてるだけよ!」

 
ボンゴレの頂点となった沢田綱吉
中学の時とは違い、とても成長した
彼がイタリアへと行くことが決まり、私たちファミリーも、もちろんイタリアへと飛んだ


「ちゃんとしてるったって、毎回無茶してんじゃねーか!」


イタリアで優雅に・・・・とはいかず
最近では隼人と口喧嘩ばかり


「あんたが敵に隙を見せるからでしょ!?フォローする身にもなってよ!」


何故だかは知らないけど、私と隼人は最近よく組まされる
だから、一緒に仕事をすることが多い

昨日も仕事を一つ、片づけてきたところだ


「テメーが勝手に俺の前に来たんだろ!俺は一言も頼んでねぇ!!」

「ペアを組まされた以上、協力しなきゃなんないでしょーが!守られたくなきゃ守んなさい!」


暗い路地の裏、ギャーギャーと騒ぐ私たちは恰好の獲物だろう


「あんたらボンゴレのモンだな?」

「大人しく俺らについてきてもらおうか」


こっわい顔をしたおじさんたちが多数
私と隼人はため息をついた


「ったく、んの忙しい時に・・・」

「面倒だからちゃっと片づけて帰りますか」

「んの!!餓鬼が!!」


どうやら私の言葉に切れたおじさんが殴りかかる
それと同時に隼人が私の腕を引っ張った
おかげで、私は攻撃にあたることなく隼人の傍へ行く


「テメーは引っ込んでろ」

「はぁ・・・何のためのペアよ。“守り守られ”が基本でしょ?」

「だけどよ!」

「それに、仕事を放り出すってのは嫌んでね」


そのあと、隼人は眉間にしわ寄せて考えてたけど
観念したのか、小さくつぶやいた



「怪我だけはすんじゃねーぞ・・・」



俗に言う、ツンデレ
(ほっぺたの紅が)
(私にはくすぐったくて)


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