07/07の日記

09:01
部室で抱きしめて 古文の先生1日目
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部室で抱きしめて 古文の先生1日目

古文、赤点でした。

放課後補習か…。

古文の先生は優しく若くカッコ良い。

…古文は嫌いだけど、先生は好きだよ。
みんなも親しみ持っていて、先生には内緒だけど啓ちゃんって呼んでいる。

授業中叱られても、優しいおっとりした言い方だから怖くない。

…でも…古文の補習…乗り気じゃないな…。

放課後、教室に行くと、先生が座って待っていた。
黙って座って居ると、大人の男って感じで、やっぱりカッコ良いな。

他の人が来るのを待つ2人。

………。

他に15人が対象なんですが…。

………。

来ないですね。
補習は自主参加ですから…。
…聞いてないよ〜!

そのうち誰か来るかも知れません、とりあえず始めましょうか。

……。

1時間程で授業は終わった。
…やっぱり古文は好きじゃないな。

……明日から補習もう、辞めましょうか…。
え。

他に誰も来ないし、主人公の成績も進級には全然関係ないし。

先生は寂しそうに、少し瞳を潤ませて言った。

選択肢→1人でも受けます!

先生の顔がパァっと、明るくなった。

せっかくだから、主人公の成績が良くなるまで頑張りましょう!

……いや、そこまでやらなくても…。

メール。
今日は補習に来てくれてありがとう。続けると言ってくれてとても嬉しかったです。

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