勿忘草を君に
□GAME.03
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「皆、順当に勝っているわね」
「あぁ。でも、碧依ちゃんが気になるのは……」
校内ランキング戦の本部として使っているテーブルには、記録係として碧依と大石が待機していた。
勝利報告に来るレギュラー達の様子を見ながらも、碧依が一番気にかけている人物を想い、大石がDコートに視線を向けると、小さな影が差した。
「Dブロック越前リョーマ、6−0っス。メシ食って来ていいっスか?」
「よしOK」
得点を表に書き込みながら大石がそう言うと、リョーマはすぐに昼食に向かった。