勿忘草を君に
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GAME.04
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「なんでもないと思っていた怪我が原因で、テニスを諦めた人だって世の中たくさんいるのよ?それなのに、何なの?この様は」
いつもよりも饒舌な碧依の視線は、一向に海堂からそらされる事はない。
「たかが1試合負けたくらいで、テニス人生潰すつもり?」
「いえ……すいませんでした」
いつの間にか、海堂は素直に謝っていた。
「わかればいいのよ。さぁ、こっち来て。手当てするわ」
これで話は終わり、と碧依は海堂の応急処置を施すのだった。
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