勿忘草を君に

GAME.04
5ページ/7ページ



「なんでもないと思っていた怪我が原因で、テニスを諦めた人だって世の中たくさんいるのよ?それなのに、何なの?この様は」


いつもよりも饒舌な碧依の視線は、一向に海堂からそらされる事はない。


「たかが1試合負けたくらいで、テニス人生潰すつもり?」

「いえ……すいませんでした」


いつの間にか、海堂は素直に謝っていた。


「わかればいいのよ。さぁ、こっち来て。手当てするわ」


これで話は終わり、と碧依は海堂の応急処置を施すのだった。


次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ